地方でこの手のサービストランス装柱を見かけると、いくつもの柱上トランスを取り付けたものを見かけるが
こちらはやや簡素である。
(というか基本、東電管内ではその手のサービストランス装柱については、見かけることが少ない。見かけたとしても、都市型トランスで済ませることもある。)
まぁこれは、電力供給する建物の大きさにもよるのだろうが
ここでは右側に大型の75kVAと、その左側にはちょいと小容量の10kVAがあるといった感じだ。
反対側はこんな感じだ!
さて、次に2次側を見てみる。
左側の75kVAの方については、それそれ3つ抜き穴より2本線ずつ低圧線が引き出されているので、電灯用かと思われる。右側については、3つ抜き穴の内、中央の線は接続しながら両側の線のみを取り出しているので動力用のように思える。
(サービストランス装柱とは:本来ならば高圧契約する高圧需要家向けに対して、電力会社側が特別に、サービスとして高圧から低圧に電圧変換させる柱上トランスをその物件の目の前に設置し、建物の目の前にて、200V及び100Vの低圧幹線を引き込ませているものを示す。この場合、本来ならば高圧契約側で必要とするキュービクル(高圧受電設備)も不必要になるようである。なお、この例は特に地方に多く、東京電力管内ではあまり見かけない。)