ここでは2系統の電線路がそれぞれ確認でき、送電線の方が佐野川線、配電線の方が、日軽佐野川線とあった。
うち、ここでは送電線のほうを見てゆく。
送電線の方は日本軽金属の佐野川発電所発電所を起点とし、富士川第一発電所までを結んでいるようだが、振り分け番号は逆になっているようだ。
普通は発電所を起点に、1号、2号と続く。
※富士川第一発電所、通行止めで見ることができなかった佐野川発電所共々、昭和35年(1960年)頃の映像は、以下にあり。
https://youtu.be/OmzOg0Golrs?t=540
いずれとも富士川の渇水に備えての自家発電施設とある。
1号は2基の鉄柱としていたが、以降は鉄塔も出てくる。
ここでは2号と3号だが、送電塔
送電塔になっているところは一度建て替えられたのか、建設年は若かった。
ここでは平成4年(1992年)3月と確認できた。
5号からはしばらく鉄柱が続く。
7号では、鉄柱の年式が確認できた。
見るとそれは、昭和36年(1961年)1月とあった。
電力会社の設備から独立させた構内送電線のようだが、プレートは下地が黄色の中部電力仕様だった。
これが8号
ジャンパー線支持は長幹がいしとなっており、下吊り。
9号、10号は送電塔
10号は平成17年(2015年)12月に建て替えの模様
順番通りに行けば次は11号となるが、送電塔に建て替えて、振り分け番号も減った箇所もあったはずだから、わからない。
次は古そうな送電塔
ここは元からそれだったように思える。
番号は見えず。
次は再び鉄柱で、15号とあった。
建設年は変わらず。
次が16号だが
この先は通行止めのようで、追跡はここまでとなった。
だが、付近の佐野川河川公園につながる吊り橋からは、後数基ほど、奥のもの(20号まで)が望めた。
ジャンパー線支持は特に急カーブ箇所でない限りは、取り付けないようだ。
最後に、吊り橋からの展望を
次に構内用配電線を見てゆく。