2018年5月5日

臨時投稿:旧式パラダイス

ここでは、神奈川県横浜市緑区の竹山団地で撮ってきた鳥居型などの旧式を臨時投稿として投稿!

昭和の団地にはやはり、どこも旧式の鳥居型が目立ちます。

こちらもその1例!



早速団地の配電線を巡ってみれば!



いました!架空地線の支持に鳥居型を使うやつが!w
しかもこちらは、珍しく架空地線が残っています!




まぁしかし、真新しい部分が1つありますけど・・・
というのは、トランス!
ここだけ土台不要の近代仕様です。




ここでも続々と鳥居型を発見!

しかもこちらは、高圧がいしと腕金を2つずつ取り付けた抱腕金だ!



抱腕金仕様による鳥居型も最近ではそう簡単には見かけなくなりました。

なお、ここではその同様仕様のものを2本連続で発見!





反対側はこんな感じでw

本線は大容量の太いアルミ線を使ってますが、分岐先は古そうに銅線を使ってます。

奥にあった、恐らくこの辺の配電線の入り口であろう。



開閉器装柱もやはり鳥居型付きで古かったです。
しかも両サイドに避雷器付き!
(昭和の頃は、架空地線と避雷器の併用で雷害対策を行っていたが、近年、東京電力管内では、こうした配電用避雷器の廃止も相次いでいます。)


さて、他でも抱腕金仕様となった鳥居型が見られました。



しかもこちらは!分岐もトランスも乗っている極めて珍しい例だ。w





さらに!



他ではこうした、中央のみ引き留めといった旧式も発見!



これも今では大分減りました。w



まぁ、今ではこうした三相交流の配電線から単相交流の配電線に切り替える場合は、必ず耐張がいしによる両引き留めとなることが多いですが



がいしを少しけちっていた高圧ピンがいし時代の昔は、こうすることで多少の節約ができたわけですね
(例:両サイドは安上りの2000円ほどの高圧ピンがいしを2つ使い引き通し。中央は高圧ピンがいしより少し高額となった1個約2000円ほどする高圧耐張がいしを2つずつ取り付けていた。しかし現在は、高圧耐張がいしよりも高額なクランプがいしが登場したため、こうしたものは見られなくなった。)



さて、奥にはこうしたタイプも発見!

団地へ向かう配電線からして、既にここも古い感じ。
銅線で向かいは



団地用に大型のトランスを1台乗せています。
しかもその乗せ方も大容量トランスだからこそ見られる構成!
というのは、高圧カットアウトよりも下にトランスを配置したこうしたものを示す。


トランスは単相3線式用の大容量仕様のようでした。

架空地線の引き留めと高圧用腕金については、一度更新したような形跡が見られますが、構成は古い感じです。


奥の方でも同様のものを発見!


しかしこちらは少し欲張りです。w
分岐先にまで1台の電灯用トランスを取り付けています。
まぁ、こっちのトランスは2003年頃から登場した近代仕様なので、土台はないものとなりますけど

高圧線が古いですね!
こちらも本線からして銅線!



こちらも団地の電源用に大きな電灯用トランスを乗せています。
こうしたトランスも最近では見かけなくなりました。
何でも今は、土台不要のトランスが相当数増えています。



こちらも分岐は古い感じです!
しかしこちらは、結構な角度を振っているというのに、がいしと腕金を2つずつ取り付けた抱腕金でないのが不思議
(近年は高圧ピンがいしは全く使わず、それよりもずっと高性能となったクランプがいしの使用が多いので、その必要性はなくなったのでしょう。高圧ピンがいし時代は、がいしと電線をただ単にバインド線で固定しているだけであったが、クランプがいしの場合は、電線支持点の絶縁電線の被覆部をちゃんと剥いで、放電クランプで噛ませてある。)



1307.上段のトンボ腕金は完全省略!

以前にも同様のものを神奈川県でも撮った記憶があるが(これですね)、今回も折角撮影したので、掲載することにした。
(この日は、神奈川県の横浜市にある竹山団地付近に残る、古い配電柱を中心に撮影しに行ったのであった。)



ご覧の通り、こちらは・・・




上段に、いつもはあるはずの変圧器への引き下げ線支持のトンボ腕金が完全省略されているものとなっている。


2018年5月4日

1306.隣接配電柱より、高圧引き込み線・回り込みのごとし!!

ご覧の通り


ここでは、コンビニやファミレス、薬局などの高圧契約の需要家が連続しているため、高圧引き込み線を分岐するものが続いているわけですが
(今では区分開閉器を使わない高圧引き込み線分岐方式が登場しているので、恐らくこういうことはせず、メッセンジャワイヤーを張って空中分岐方式で高圧引き込み線の分岐を行うことでしょう。)

この先では


ケーブルヘッドを取り付けた区分開閉器装柱がおり、そこでは下段回線より高圧引き込み線を分岐できそうにはないので、隣接配電柱より高圧引き込み線を分岐せざるを得なくなったのか

この次が特殊な格好で!


わざわざ長い高圧引き込み線を張り、回り込み方式で高圧引き込み線を分岐していました。
比較的最近の設備だが、意外にも避雷器がびっしり!
で、その回り込みの高圧引き込み線を分岐しているやつですが

↑ここではそれが新種で珍しそうな構成に見えたんでアップです。w

構成は大胆で、回り込みの高圧引き込み線を支持しているD型腕金は、大型サイズとなっていました。

他に離隔腕金を使う手もありますが、まぁ、大型のD型腕金では全ての電線を縦型配列のまま店の看板を避けるのに最適なので、ここでは大型のD型腕金を採用したのでしょう。


最後に反対側写真を!ww
(歩道が狭すぎて危ないので、広々とした少し離れた場所に移動開始w)






それにしても


どうみてもこの配電柱から高圧引き込み線を分岐した方がよさそうなのに、わざわざ隣接の配電柱から分岐してくるなんて・・・


↑すぐ近くまで高圧引き込み線が迫っているが、ここでは色々と干渉してしまうので分岐せず。
改めて不思議な感じに見えます。w
(まぁ、わけがありますから)


最後の最後に!
特殊構成の配電柱の横写真を!!

年式については、2012年の比較的最近の設備のようですが、限流ホーンをそばに備え取り付けたジャンパー線支持のクランプがいし類はありません。w

建柱年は2012年?11月の模様です。
(この頃はまだ限流ホーンが登場したての頃だから、なかったわけかw)