昭和の団地にはやはり、どこも旧式の鳥居型が目立ちます。
こちらもその1例!
早速団地の配電線を巡ってみれば!
いました!架空地線の支持に鳥居型を使うやつが!w
しかもこちらは、珍しく架空地線が残っています!
まぁしかし、真新しい部分が1つありますけど・・・
というのは、トランス!
ここだけ土台不要の近代仕様です。
ここでも続々と鳥居型を発見!
しかもこちらは、高圧がいしと腕金を2つずつ取り付けた抱腕金だ!
抱腕金仕様による鳥居型も最近ではそう簡単には見かけなくなりました。
なお、ここではその同様仕様のものを2本連続で発見!
反対側はこんな感じでw
本線は大容量の太いアルミ線を使ってますが、分岐先は古そうに銅線を使ってます。
奥にあった、恐らくこの辺の配電線の入り口であろう。
開閉器装柱もやはり鳥居型付きで古かったです。
しかも両サイドに避雷器付き!
(昭和の頃は、架空地線と避雷器の併用で雷害対策を行っていたが、近年、東京電力管内では、こうした配電用避雷器の廃止も相次いでいます。)
さて、他でも抱腕金仕様となった鳥居型が見られました。
しかもこちらは!分岐もトランスも乗っている極めて珍しい例だ。w
さらに!
他ではこうした、中央のみ引き留めといった旧式も発見!
これも今では大分減りました。w
まぁ、今ではこうした三相交流の配電線から単相交流の配電線に切り替える場合は、必ず耐張がいしによる両引き留めとなることが多いですが
がいしを少しけちっていた高圧ピンがいし時代の昔は、こうすることで多少の節約ができたわけですね
(例:両サイドは安上りの2000円ほどの高圧ピンがいしを2つ使い引き通し。中央は高圧ピンがいしより少し高額となった1個約2000円ほどする高圧耐張がいしを2つずつ取り付けていた。しかし現在は、高圧耐張がいしよりも高額なクランプがいしが登場したため、こうしたものは見られなくなった。)
さて、奥にはこうしたタイプも発見!
団地へ向かう配電線からして、既にここも古い感じ。
銅線で向かいは
団地用に大型のトランスを1台乗せています。
しかもその乗せ方も大容量トランスだからこそ見られる構成!
というのは、高圧カットアウトよりも下にトランスを配置したこうしたものを示す。
トランスは単相3線式用の大容量仕様のようでした。
架空地線の引き留めと高圧用腕金については、一度更新したような形跡が見られますが、構成は古い感じです。
しかしこちらは少し欲張りです。w
分岐先にまで1台の電灯用トランスを取り付けています。
まぁ、こっちのトランスは2003年頃から登場した近代仕様なので、土台はないものとなりますけど
高圧線が古いですね!
こちらも本線からして銅線!
こちらも団地の電源用に大きな電灯用トランスを乗せています。
こうしたトランスも最近では見かけなくなりました。
何でも今は、土台不要のトランスが相当数増えています。
こちらも分岐は古い感じです!
しかしこちらは、結構な角度を振っているというのに、がいしと腕金を2つずつ取り付けた抱腕金でないのが不思議
(近年は高圧ピンがいしは全く使わず、それよりもずっと高性能となったクランプがいしの使用が多いので、その必要性はなくなったのでしょう。高圧ピンがいし時代は、がいしと電線をただ単にバインド線で固定しているだけであったが、クランプがいしの場合は、電線支持点の絶縁電線の被覆部をちゃんと剥いで、放電クランプで噛ませてある。)