ここで気になったものは
この先のDアームを路地を曲がったところにあった。
これだ!
ここでは珍しく!
1960年代~70年代初頭頃までによく普及していた、短い(長さ1500mm)高圧用腕金を使用したものとなっているが、今回はその手のもので珍しく、やり出しによる引き留め装柱が確認できた。
(昔は耐塩皿がいしを使用したやり出しの引き通し装柱でも、この手のものが普及していたようだ。前にそれを70年代のドラマ「大都会」で見た。w)
ここは狭い路地のため、長らく残ったのかと思うが、現在では種類的に見ても、この例は限りなく少ない。
変圧器への高圧引き下げ線支持には耐塩高圧ピンがいしを使用しているが、高圧用腕金に残っているのは高圧ピンがいしで、それまた時代の差を感じた。
また、高圧絶縁電線も古い銅線のままで残っていた。
重ね付けで1つ残った高圧ピンがいしについては、変圧器への高圧引き下げ線支持用で使っていた感じだろうか
年式については、1961年を示していた。(コン柱の製造銘板による。)
ここで今一度分岐元も確認するが
こちらは短い水平腕金ではなくDアームだった。