2020年10月17日

臨時投稿:謎の高圧がいし

 今回は、今まで一度も見たことがない、謎の高圧がいしを入手した。

うーん、これまでにいくつもの送配電の文献を収集しているが、文献でもこの形の高圧がいしは見たことがない。

謎である。


唯、形状としては、表面漏れ距離(電気の流れている充電部(電線)と接地部(電気の流れていない電柱側)との距離)が長くなっており、耐塩系のがいしであることがうかがえた。

似たがいしを示せば、かつて東電管内で使われていた送電線用の2代目のスモッグがいしに似ている。



製造年は正しく、その送電がいしでも見られた2代目のスモッグがいしとやや重なる1962年製であった。

がいしの耐塩化は、大体この時期から考えられてきているのを記憶している。


製造会社は藤津碍子製である。