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2022年11月19日

3179.屋根上の鳥居型

 


鳥居型といってもこれは、いつもの架空地線の支持ではなく、高圧引き込み用である。

ケーブルヘッドは雨覆い付き仕様

それから高圧は危険であるから、周囲はフェンスで囲ってある。

屋根の上を塗装するなど他業種の人が近づかないようにしてあるのだろう。



ちなみにここは後に、高圧引き込み線を引き込む位置を変えたようで、今は使われていないようだ。

2021年3月14日

2091.建物の屋上から顔を出す引き留め箇所

 

高圧引き込み線の引き留めについては


需要家側の敷地内に低めの電柱を建てて引き留めるか、建物そのものにDアームなどの腕金を取り付けて直接引き留める例もあるが、ここは少し違った!


建物の屋上付近から顔を出すかのような構成で、高圧引き込み線を引き留めていた。w

この感じだとPASについては、屋上に施設されている感じか

3つの高圧耐張がいし、それからその背後にある耐塩高圧ピンがいしについては、いずれとも赤帯なしの新しいものが使用されていた。


なお、左側にある東電側の配電柱には、高圧引き込み開閉器は施設されていない。

(これについては2015年から施行されている。↑)


2020年12月20日

1916.引き込みで合計9つの耐塩皿がいし

 耐塩皿がいしというのは、昭和40年前後に、海に近い塩害地域でよく使われていたが、それとは別の用途として使われることもあったようだ。




というのも、こちらの耐塩皿がいしは、ちょっと特殊だった。

どうやらガソリンスタンドが近くにあるらしく、それの対応品として、珍しく引き込み線の引き下げ地点、それから断路型避雷器への引き上げ箇所を含めて、合計9つの耐塩皿がいしを採用したようだ。


責任分界点を示す黄色の線は、中央の高圧耐張がいしの先にある。
そこからは東電の管轄外の設備となっている。
この位置に耐塩皿がいしのある光景も、そう簡単には見かけない。

なお、耐塩皿がいしの構成についても、こちらはより強いものとなっており、耐塩高圧ピンがいしに耐塩皿を追加したものとなっていた。


東京電力管内では、横付けの高圧がいしには耐塩皿は追加していなかったが、ここは色々な方角からガスの影響があるのか、横付けの耐塩皿にも追加されていた。

まぁこちらは、東電の管轄外の設備となるからなぁ

中にある耐塩ピンがいしの製造年は、1980年(昭和55年)を示していた。


東電側の引き込み開閉器を取り付けた分岐も含めた反対側はこんな感じ。







続いてこちらは、付近で見つけた別の構内用の配電線




こちらも何かガス関係を取り扱っているのか


高圧耐張がいしは離島で見かける耐塩高圧耐張がいしとなっていた。



なお、引き通しに関しても、こちらは豪華なクランプがいしとなっていた。
クランプがいしは耐塩皿は不要で使用できる高性能の高圧がいしである。


先ほどの反対側


構内線の終点の引き留めに関しても、同じく耐塩高圧耐張がいしとなっていた。