これは、高圧引き込み線を引き込んだ後にある電力会社の管轄外の設備になるが
ここでは珍しく、計器用変圧変流器を挟み込むように開閉器が2台あった。
電源側から見て2台目の開閉器については大きくなっており、その先には断路型避雷器も見られる。
電車の電源用だから少し設備を丈夫な作りとしたようだ。
この日の撮影はこれで終了となった。
3歳の頃から電力会社の配電線に興味があり、個人的に気になったものや変わったものなどを巡っています。 ※当サイト内の画像・文章の転載、複製、改変等は一切禁止します。もし発見した際は、警告のうえ、悪質な場合には法的措置をとる場合があります。 当サイトは、電力会社や機器メーカー等とは一切関係ありません。 Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
これは、高圧引き込み線を引き込んだ後にある電力会社の管轄外の設備になるが
電源側から見て2台目の開閉器については大きくなっており、その先には断路型避雷器も見られる。
電車の電源用だから少し設備を丈夫な作りとしたようだ。
トリプルトランスというのは、千葉に多いが
お店の看板で分かる通り、ここは神奈川県!変圧器の台数については、元々は下の方にある2台のみだったと思われるが、後で右上の方にも1台追加したように見られる。
それでここはトリプルトランス化した感じかw
これまた見かけることが限りなく少ないものだ。
ここでは珍しく、単相交流2線式高圧配電線なのにダブルで変圧器が取り付けられていた。
単相交流2線式高圧配電線については、単相変圧器を通して単相3線式の低圧電灯線しか取り出せないから、これは両方とも電灯用の変圧器だ。
高圧引き下げ線については、合計4本で、本線からはそれぞれ2本ずつ取り出しているのがわかる。
低圧側の結線はこんな感じ。
それぞれ各変圧器より3本ずつ線が出ているから、ここではいずれとも電灯用変圧器であるのがわかる。
鉄筋コンクリート柱の製造銘板は1970年を示していたが、変圧器は何度か取り換えられたことだろうと思う。
当時物はあの2本の単相交流2線式の銅線ぐらいであろう。
おまけ
直前では、三相3線式の高圧配電線を張ったものもあり
こちらも同じく高圧引き下げ線が合計4本あるから、どちらとも電灯用変圧器であるのが見て取れた。
背面はこんな感じ。
先ほどと同じく、低圧側は3本ずつ電線を引き出している。
本柱に支柱を取り付ける場合は、高圧よりも下で固定バンドなどを使って固定する例が多いが
ここでは珍しく、支柱の固定部が高圧よりも上部にあった。
うち、片方は架空地線キャップ付き。
単相交流2線式高圧配電線を張ったものでFアームを見かけるのは中々ない。
右奥で見つかった。おまけ
さらに奥の方では
負荷側向きの引き通しの単一腕金を見受けられた。
この日は香川駅方面の撮影へ!
年式はよくわからず。
日産農林という銘板があるのみ。
ちなみにだが、隣接木柱では、木柱の製造銘板(防腐剤の注入時期)の確認ができた。
1967年のようだ。
昭和42年か
最後に2本含んだ反対側はこんな感じ。