2019年11月30日

1536.Fアームでトンボ腕金を下付け!


ここでは、高圧、低圧の両方の支持が可能となったFアームが使われているが


変圧器への引き下げ線を支持するトンボ腕金については珍しく、下付けされていた!

ここでは高圧引き込み線の分岐を行っていて、距離が近くなってしまうため、下付けしたようだ。

なお、低圧動力線については、いつもの位置では支持しておらず、別に用意した小さな腕金をFアームに取り付けている。
1つがずれればどんどんずれ行く・・・

1535.分岐の高圧配電線の合間を通過の引き下げ線


本来こうしたものは

分岐の高圧用腕金のすぐ下段にトンボ腕金を取り付けると思うが、ここは違った!

普通に本線側に、変圧器への引き下げ線を支持するトンボ腕金を直付けしており、また、その変圧器への引き下げ線は、下段の分岐の高圧配電線の合間を通過していたのだった。




中々見かけない構成だ。

これは以前、千葉で耐塩皿がいしの付いた旧式のものとして見かけた以来だ。w
なお、配電設備に関しては、山梨と千葉は同じ考えなのかもしれん。引き通しでショートの腕金も見かけるし

1534.2つの角



恐らくこれは、高圧用腕金を離隔腕金に更新した後にこうなったのだろうが


ここでは離隔腕金にもコン柱本体にも架空地線を支持できる腕金や架空地線キャップが取り付けられているのが確認できた。


丁度、その2つのものがここでは角のように見えた。

なお、架空地線キャップの方では、現状架空地線は支持していない。

1533.ショートサイズの基本形で不均等配列!


まぁここは、カーブ地点で高圧配電線を少し右方向へ振っているので、振りやすくするために、高圧用腕金を家側へ向けたのだろうと思われるが


クランプがいしの配置手法については、珍しく不均等となっていた。


なお、柱上変圧器の取り付け向きについては、バランスを整えるかのように、高圧配電線とは逆方向に取り付けていた。

1532.やり出し装柱によるがいしの不均等配列・一部大きく間隔空ける!

不均等配列特集!





今回発見のものは、全ての高圧配電線を片側へ寄せたやり出し装柱にて、クランプがいしの間隔を一部、大きく空けたものを発見!


まぁ大体この手のものは、鉄筋コンクリート柱の更新時にそうなることが多い。

1531.支持手法変更?


変圧器への引き下げ線を支持できそうな腕金が大型の低圧用腕金の上下に見えるが


ここでは変圧器への引き下げ線支持用としては、現状は使われていない。


小さな低圧引き込み線の引き留め用としては使われているが、なんとも大げさな感じである。w
柱上変圧器を土台不要のものに取り換えた際にこうなったのだろうか?

1530.1本の腕金で架空地線を分岐

腕金を使って架空地線の分岐を行う場合は


高確率で鳥居型の採用を多く見かけるが、ここは違った!


普通に1本の腕金で架空地線の分岐を行っていたのだった。

通常はそう

このように、鳥居型で架空地線の分岐を行うはずである。w

1529.やり出された架空地線支持の腕金をコン柱で支持!


全ての高圧配電線を片側へ寄せるとなると、それに合わせて架空地線も片側へ寄せることがあるが


ここでは架空地線キャップや腕金などは特に使わず、やり出させた腕金を直接コン柱に取り付けていた。

1528.送電線の近くを通過の配電線


こちらは、ガントリ鉄塔を使った送電線の引き下げ箇所のため、かなり低い位置を送電線が通過しているものとなるが


ここではかなり近距離の下で、配電線が通過していたのだった。



これは旧式例だと、確実に遮蔽線を張ると思うが、ここでは張られていなかった。
唯、配電線の高さについては、やはり避けるように低くしている。


まぁ、千葉では確実にこうする場合は、今でも遮蔽線を張ると思う。



おまけで

反対方面にある送電鉄塔を!
こちらについては、通常見かける送電鉄塔とはやや形状が違うのが見てとれる。
2条地線かつ、大きめの送電塔だから、そう見える感じか・・・

1527.2:1の基本形で、がいしを内側へ寄せる!



こちらは、クランプがいしをやや不均等に配置させたものによる基本形となるが







←珍しくここでは、そのクランプがいしを全体的に内側へ寄せていた!

1526.やり出しでショートサイズ!


全ての高圧配電線を片側へ寄せた、やり出し装柱による引き通しで、長さ1500mm仕様の高圧用腕金を使ったものに関しては、旧式のイメージが高いが

中にはこうして、比較的最近になり、新設されたものも見かける。
(山梨以外にこれについては、千葉の方にもあった。)

短いサイズの高圧用腕金を使ったやり出し装柱で、限流ホーン付きは初見だった。

こちらもその内の1つだ。

唯、やり出しで長さ1500mm仕様の高圧用腕金を使うとなると、クランプがいしどうしの間隔は極端に狭くなる。
そのためか、近年では全く新設を見かけない。
但し、同サイズの高圧用腕金を使ったもので、クランプがいしを2:1に配置したものに関するものであれば、それなりに見かける。

1525.新種で高圧配電線方向とは逆に柱上トランスを取り付け!



こちらは、新しい直付け仕様のものだが・・・いや、違った。


ここでは、上下で大きな2メーター仕様の腕金を使った新種となるが

最新式の避雷の役割をするアームについては
腕金ならずアームタイを使っている。






←高圧配電線は家側を向いて1回線を分岐しているため、柱上トランスと高圧配電線は、それぞれ逆を向いているレアな構成が確認できた!

1524.支柱があるのに支線もありw


こちらの配電柱だが、頑丈なコンクリート製の支柱が取り付けられているというのに、その上にかさばるような形で、支線も張られていたのだった。w


なんとも不思議な装柱である。

1523.開閉器装柱で上部のトンボ腕金を直付け!


柱上トランスの取り付けに土台(変台)を必要とした装柱については、高圧配電線付近で電柱自体からトンボ腕金を引き離しながら使い、柱上トランスへ向けて高圧引き下げ線を引き下げるのが主流だが



ここでは、開閉器装柱ながら、トンボ腕金を高圧用腕金に直付けしていたものが見つかった!
まあ、ここでは、開閉器自体は家側を向いているので、そうなったのだろうが、構成的に見るとこれは珍しい!


さて、ここには丁度歩道橋があったから、そこから反対側写真も撮ることができた。
そういえば、山梨県の笛吹市内には、長~い初期型架空地線キャップを取り付けたものが複数確認できた!


初期型架空地線キャップについては、東京都世田谷区、杉並区だけだと思っていたが、山梨にも意外にその手のものが残っていたのだった。