2021年2月20日

おまけ投稿:2本連続の木柱


 神奈川は、他の地域と比較すると今も圧倒的に木柱の残存率が高い。


こちらもその1例だ。

2本連続で見つかった。








木柱自体は古いが、外灯はLEDへ更新済み。



木柱の年式(防腐剤を注入した製造年)については、1本目で1961年(昭和36年)であるのが見て取れた。

意外にも半世紀は持つようだ。




続いて2本目


こちらは引き留めだった。



年式は先ほどのものと6年離れており、こちらは1967年(昭和42年)のようであった。


引き留めの方の反対側写真

2036.継ぎ足しのFアームでアームタイなし。



Fアームに継ぎ足しの高圧用腕金があるものとなっているが


今回はそれを支えるアームタイがないバージョンとなっていた。


なお、両引き留めの高圧中実耐張がいしの間隔については、少し狭い感じがした。


2035.鳥避けの針金付きの防護管凄し

ここは鳥の落とし物被害が凄いのか


電線にはびっしりと針金のある防護管が多数取り付けられていた。

その針金の本数が凄まじい。

2034.Fアームに腕金を継ぎ足し(アームタイ付き)

 

稀にありげの!


2代目の旧Fアームで高圧用腕金を継ぎ足したものだが


ここではその支えとして、アームタイがあるバージョンのものを発見!

(この後、ほぼ同種のもので、アームなしバージョンのものも発見する。)

2033.クランプがいしを2:1に均等に並んだもので、普通に引き込み開閉器を取り付け

 


高圧配電線引き通しのクランプがいしを均等に2:1に配置させたもので


引き込みの区分開閉器があるのは珍しい。

普段は、開閉器は結構な重量があるから、高圧用腕金の固定位置をずらして、不均等に2:1に配置させながらのものが多い。

というかそれが基本のようである。

ここは何らかの事情で腕金の更新ができず、そのまま普通の基本形に開閉器を取り付けたようである。

2032.変わった位置にアームタイレスバンドの腕金

 


ケーブルヘッドの支持でよく使われる、根本が枝分かれてしているアームタイレスバンドであるが


ここは引き留め部で支柱があって、一部の高圧配電線については、支持しきれないためか




変わった位置にその腕金があった。

2031.間隔狭し

 


こちらは、高圧用腕金に変圧器への高圧引き下げ線を高圧がいしごと固定してしまう最近流行りの新手のものであるが


ここは変圧器間との間隔がかなり狭い感じがした。


2030.近距離

 

ここでは


近距離に2本が並んでいるものを発見!


下段の1回線については!


そのまま右側の古くからある2回線の下段回線へ接続できそうであるが、ここは2本間が近すぎており、高圧耐張がいしによって振り分けることができないためか、一旦CVTケーブルに変換してから、下段回線へ接続していた。

2029.あまり見かけない簡易型の幅の広い初代のFアーム

 初代のFアームに関しては、これまでに幅の広いものと幅の狭いのもなどを発見している





神奈川県の藤沢では、また別の種類のものが実在していた!

(いや、実をいうと、他には埼玉の浦和の方でも見た記憶がある。)


これだ!


ここでは腕金の本数を減らしたもので幅広仕様となっていた!



なお、高圧2回線間に施設されている柱上開閉器については連絡用のようで、常時開放のプレートも見られた。


最後に反対側はこんな感じ。

2028.上部特大サイズ・下段特大サイズのDアーム

 

上部が特大サイズの水平仕様の高圧用腕金で!その下段が特大サイズのDアームという!!


この絶妙な組み合わせも、そう簡単には見つけられない。



反対側はこんな感じ。w


最上部にある特大サイズの高圧用腕金を支えているアームタイは、下段にある特大サイズのDアームにやや干渉していたが、うまくそこは交わしているようだ。


2027.ダブルの特大Dアーム






ここでは高圧含めて低圧の分岐にも特大サイズのDアームを使用しており、それがダブルDアームに見えたのだった。

なお、本線の2回線の両引き留めについては、通常の水平腕金を使用している。

2026.ラインスペーサーを取り付けたものと通常の水平配列のもの

 




ここはいわば、ラインスペーサーを取り付けたものとそうでない通常の水平配列のものの境目という感じだ。


同時に、高圧引き込み線との境目でもある。