漫画によく出てきそうで、よくありそうなこの構成
実はというと、あまりこれと一致した構成は中々ないのである。w
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ここは長野県大町市
電源供給エリアとしてはここは中部電力管内となるが、付近には東京電力の発電所がいくつか点在しており、その間を結ぶ電線路がある。
電線路名は大町新堰線といい、大町新堰発電所の制御用の電源で使っている東電自前の送電線路のようだ。
なお、今回は体力的な問題で起点までは巡れていないが、中部電力の配電線とその電線路とが向かい合うレアな光景も撮れたので、それを紹介しようかと思う。
負荷側から見ていく。また、プレートも
送電塔で見受けられる活線昇塔禁止の表示も ここは塔ではなく電柱となるが、塔の表記とある。 |
これは通常は東京電力の送電線で見かけるものだ。
(送電線というのは、発電所から変電所間、もしくは発電所を経ないで変電所から変電所間を結ぶものを示す。電圧が低い送電線も実在する。)
なお、年式は平成23年(2011年)12月とあり、割と最近の設備であることがわかった。右側は明らか配電線に見えがちだが、送電線である。
普通の配電線なら、活線昇塔禁止の表示はなかろう。
この先にて!
中部電力版のねん架について:電線路というのは、必ずカーブ箇所やジャンパー線などで各電線の長さに違いがでることから、不平衡が生じる。その不平衡をなくすのに行われるのがねん架である。
送電線も同様、偶にねん架鉄塔があると思うが、それはこうした配電線にも実在するのである。
宙を浮く腕金というのは、中電管内でたま~に見かける。
分岐箇所での活用が多いみたいだ。
宙に浮かせる手法についてだが、普段は中央の高圧耐張がいしの引き留めで使われる大きなVストラップを使用して、腕金を浮かせているようだった。
割りと最近も新設されているのだろうか