2019年6月1日

1434.きつめの支柱

配電柱の支柱といえば、大きく斜めに立てかけるような感じで施設されるイメージが高いが、東北電力管内では、少し変わった支柱が確認できた。


それがこれだ。


結構きつめな感じで支柱が施設されているのが見て取れる。


反対側はこんな感じで!


1433.んん?このGWキャップ・・・




んん?この架空地線キャップ・・・



どうやら



東京電力管内で主流の架空地線キャップが東北電力管内でも普及している模様!



普通に何本もあった。
そういや、中国電力管内でも普及しているんだよなぁ



なんだか一度、東電管内の設備を見上げているかのような気分にさせれくれる設備w


だがしかし!使われているがいし、そして、変圧器の取り付け方などは大幅に違う。w



支柱があるとかいう雰囲気は似てるけどねー


こちらは、架空地線の支持のためだけに取り付けられたパンザーマストから、左隣にある架空地線キャップ付きの振り分け引き留め柱で架空地線を渡している。



その次では、通常の1本腕金による架空地線支持の腕金を取り付けた基本形を混じり合わせながら




←終端はやっぱり、東電管内で見かける架空地線キャップだった。

とりあえず東電管内で主流の架空地線キャップが見えたのは、ここまでだった。
(そもそも東北電力管内では、限られた箇所でしか架空地線の施設は見かけない、そこがまた謎です。)

1432.レアな構成!

車内からの撮影なので、写りはあまりよくないが



上部のがいしの配列が3:0で下段が2:1という珍しい構成のものを撮影したので掲載!

なお、上部の高圧用腕金は2つずつ取り付けた抱腕金で、その下段は1本のみの単一腕金となっている。

1431.高圧線に見せかけて実は低圧線 その2

なんだか、この感じだと

 下段の方は高圧配電線のように見えがちだが、実際は違った。
(そう思いきや撮影していた。w)

下段の方は普通に腕金には低圧ピンがいしが取り付けられており、低圧配電線であった。
東北電力管内では、専用の低圧用腕金は用意せず、高圧で使っている腕金をそのまま低圧用として大雑把に使う傾向にあるようである。

それにしても変わった形である。

臨時投稿:細倉鉱山の貴重な木製送電柱!

現代で木柱を使った送電線を見られるのは非常に珍しい!





しかもこちらは、がいしも未更新で、なんと!特別高圧ピンがいしにより送電線の引き通しを行っていたのだった。
特別高圧ピンがいしの種類については、30号と20号のように思える。

特別高圧ピンがいしとは:これは現在の懸垂がいしが主流になる前、主に木柱や鉄柱を使った小さな送電線路の支持用として使われていた。
種類については、全部で10号~60号までの種類があるが、メーカーにより形状や寸法に若干の差あり。
用途については、稀に鉄塔での使用もあったが、送電電圧77000V以上では使われない。
なお、大正時代から次々に普及し始めた水力発電による154kV送電線からは、円盤型の懸垂がいしの使用が主流となり、昭和30年代頃から次第に姿を消していった。
今では現役を見かけることはほとんどない。

1430.大型の避雷器

こちらは、配電用避雷器としては、かなりの大型



まずは、住宅用の負荷のためだけに施設されたと考えてよい、単相交流2線式配電線での発見!




避雷器ですが、中実ピンがいしよりも大きめです。



一方こちらは、三相交流3線式バージョンでの発見




避雷器がやはり大きめ!

1429.物凄い低い位置を通過


154kV(15万4千ボルト)の送電線だろうか

その送電線は古いものだと、結構鉄塔高が低く設計されているものが多い。


そんなわけあってか、この先の配電線だが
154kV送電線を避けるようにかなり低い位置を通過しているのがわかる。


なお、送電線の方には、相間スペーサーが取り付けられていた。

1428.高圧線に見せかけて実は低圧線 その1

遠くから見ると、一見は高圧配電線が2回線張られているようにも見えるが




実のところ、下の方は低圧配電線であった。

1427.初代Fに似た形

東北電力管内では、東電のように、離隔腕金やFアームなどといった専用のアームがないので、手作りで構成されたものを多く見かける。




こちらは東電管内でいう初代のFアームに似た形である。

高圧支持点のみ抱腕金にするなど、構成がそっくりである。

1426.開閉器装柱が3本連続!

配電線の交差点があるので、開閉器装柱が2本続くのは特には珍しくないが



では、3本連続でそれがあるのはどうだろう?w

1425.手作り仕様のDアーム

東北電力管内には、専用で使われるDアームはないようで、全て手作りで種々ある腕金が形成されている。

こちらもその一例だ。




こちらは手作りで腕金を組み合わせて、小さなDアームを形成させている。
だが、高圧がいしはDアームの垂直部分には取り付けず、上部の水平の部分に取り付けられている。

どちらかといえばこちらは、小さなFアームをイメージして形成したかのようにも見える。

1424.色々な形が寄り添う。

さまざまな形が寄り添うのは珍しい

まず手前は、東北電力バージョンのやり出しの基本形だが、2回線の内の上部は高圧用腕金が少し長い

お次の2本目ついては、初代のFアームのような形
それもこちらは、中実がいしと腕金を2本ずつ並べた抱腕金仕様!
3本目はやり出しの基本形だが、連系用開閉器が上部がある。
その次は長いサイズの高圧用腕金を使ったやり出し装柱


そしてこちらは、やり出しによる両引き留め装柱で、下段に区分開閉器のある装柱
なお、低圧用腕金は手作りで腕金を組み合わせた構成。

東北電力管内では、専FアームやDアームなどの専用のアームはないようで、全て手作りで腕金を形成させているようだ。


反対側はこんな感じで!




 こちらは最近取り換えたばかりのようで、夕日に照らされ銀ピカに光り輝く

下段の方が古そうです。
長めの腕金は最近主流になりつつあるタイプなのか