重量のある開閉器は、分岐の単一腕金に取り付けるのは厳しかったのだろう。
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下段は特に高圧配電線はかかっていないが、Fアーム専用の高圧用腕金は付いており、その左側のFアーム部分の枠内には開閉器あり。
その開閉器は、CVTケーブルとなった遠方用電源のためのものみたいだ。
当初はそのまま何もかかっていない高圧用腕金で、CVTケーブルでない高圧配電線を支持する予定だったのかもしれない。
これまた傾かないようにするためか、分岐の架空地線支持の腕金は、何やら背後をアームタイのようなもので固定されている。
また、Fアームを使った分岐については、柱からの分岐例も多いような気がするが、ここは普通にFアームから直接分岐していた。
2021年2月20日、この日は藤沢駅から辻堂駅にかけてある木製電柱やレアものの撮影となった。
その中でまずはこちら!
ここでは珍しく、その継ぎ足しの腕金が下で固定されていた。
最近では、高圧用腕金に変圧器への高圧引き下げ線支持がいしを直接取り付けてしまう直付けが普及しているが
旧来のFアームでは、それは対応しきれず
Fアームで架空地線を片寄せさせたものは、ほとんど見かけない。
年式は1998年(平成10年)のようだ。
この時代ならまだ離隔腕金普及前だ。
Fアームで架空地線の遮蔽範囲を広げたものはほとんど見たことがない。
雷害被害が多かったため、遮蔽範囲を広げた感じだろうか
反対側はこんな感じ。
6つの10号中実がいし、6つの耐塩ピンがいしに引き続き
やはりこれは風などで揺られて、すり減る懸念があるのだろう。
こっから長距離のお散歩がてら、木柱を!
その前に!
まずはこちら!
ちなみに以前、真鶴の方では、6つの10号中実がいしを取り付けた同種も確認している。
中にはこうして、高圧支持部に取り付けるものもあるようだ。
Fアームの高圧支持部は、アームタイがなくても、結構重量があるものも支えられる力があるようだ。
今回撮影のものは、なんだかそういう感じがするものである。w
Fアームは、2回線の高圧が支持可能な設計であるが 下段には高圧は架けられていないため、変圧器への高圧引き下げ線を支持している。 |
おまけ
この後は真鶴駅へ行った。
ずっと前に、ここを電車で通った時に見つけていたものだった。
今回ようやく撮影に至った。高圧設備は何度か取り換えたようで、真新しいがのぅw
プレートも打ち替えられており、年式はわからなかった。