水平腕金のまま、ラインスペーサーを取り付けた高圧配電線に切り替える。
中々見かけないと思いきや撮影
ラインスペーサーを取り付けた側の高圧配電線は、高圧引き込み線となっている。
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高圧用腕金に離隔腕金を使用して、低圧用腕金をも長くする場合に、変圧器を設置する場合は、中腹部が大きく突き出す例が多い。
その場合は、中腹にある変圧器への高圧引き下げ線支持のトンボ腕金は、長くなった低圧用角型Dアームの上部に固定される例が多いが、ここは違った。下段に固定だ。
おまけ
大の字発見!O_o
この日の撮影は、これで終了~
出ました~
昔によくありげだった、カーブのため、建物側を向く、高圧ピンがいし引き通しの配電柱!
この場合、変圧器についてはバランスを整えるためか、高圧配電線が向く方向とは逆に配置した例が多い。
東電管内でも過去には見られたが、最近では人家の敷地に配電線を横断させないようにしているようで見かけないが、関西電力管内では、今もこの通り!普通にその手のものが残っていた。
関西電力管内で、縦型配列の高圧配電線を支持するパターンは、2通りある。
Dアーム不使用で高圧がいしを横付けするとなる場合は、高圧ピンがいしは強度不足となるから、3重~4重ヒダ付きの高圧がいしを使用するが!
Dアームを使用していて、高圧がいしを縦付けできる場合は、通常の高圧ピンがいしを使用!
ここはその例だ。
それでも一部の高圧ピンがいしは、傾きが発生。
やはり性能としては、10号中実がいしの方が上位なのだろう。
それからだが、ここではまた架空地線支持の腕金から、太いケーブルが引き下がっているのが見えた。
それについては、中国電力でも見ましたなぁ。
ここでは!
長いサイズの高圧用腕金を使用する場合は、架空地線も遮蔽範囲を広げるため、それに合わせなくてはならない。
中国電力管内では、わざわざ鳥居型で組んだ腕金をやり出しに改造するのではなく、長いアームタイをそのまま、架空地線の支持用の腕金として活用して!架空地線の遮蔽範囲を広げていた。
長い高圧用腕金を使用するとなると、架空地線も遮蔽範囲を広げるために腕金をやり出しにする場合があるが、中国電力管内では(他には中部電力、九州電力でも見たことあり。)、どうやら腕金を傾かせることで、その架空地線の遮蔽範囲を広げたものがあるようだ。
なるほど!こうすることでやり出しの腕金1本分の節約はできそうだ。
構造としては、架空地線支持とアームタイで一本化しているようであった。O_o