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2023年2月23日

3806.高圧引き下げ線を引き下げても変圧器がないもの その1

 






高圧引き下げ線は3本だが、変台は変圧器1台設計である。

だと、コンデンサーでも奥予定だったのか?

構内線以外では、三相変圧器は見かけない。

(変台がいる変圧器のよる↑変台不要仕様なら1999年には登場)









1990年代前半には、まだ変台不要の三相変圧器はなかったはず。


クランプがいし引き通しのアームタイから取り出された赤色の接地線は
変台とからも引き出され、中腹部に通っている架空共同地線(接地側電線)に接続されている。







高圧カットアウトの製造年は、2004年を示していた。

変台不要の変圧器を横付けするつもりだったのだろうか?






2022年6月4日

2920.普通の送電線と併架されゆく配電鉄塔

 配電鉄塔というのは、川幅が長すぎて、到底通常の鉄筋コンクリート柱で支持できないような箇所で活用される。

しかし近代では、例えその川幅が広くとも、道路の橋に沿って配電線を通してしまうため、そう簡単には見かけない。




ここでは



配電用変電所からの立ち上げ直後に!


川幅の広い川を横断するため、珍しく配電鉄塔となっていたのだが、珍しくそれは、通常の送電線と併架されているのであった。

その送電線は、先ほど見かけた杉山線であった。

もちろん併架手順としては、電圧の高い通常の送電線が上部に来て、その下段に2回線の高圧配電線を通しているという感じであった。



この通り、立ち上げ直後にすぐに配電鉄塔だ!




配電鉄塔もまた高低差があるため、送電塔に沿って引き上げなくてはならない。

そのため、ここでは送電で使われる長幹がいしを使用して、上部へ引き上げていた。

なお、その引き上げ箇所までの高圧耐張がいしについては、強度対策のためか、珍しく3連結で、横断区間については、送電線のように裸電線ではなく、通常通りの絶縁電線となっていた。

しかし絶縁電線のまま懸垂がいしや長幹がいしで引き留めるわけにはいかないから、引き留め箇所については、その絶縁被覆を剥いでそれぞれ噛ませあるのが見られた。



配電鉄塔の周囲は、配電幹線の立ち上がり柱ばかり。


ちなみに配電鉄塔の方では、通常の送電線の他に、珍しくここでは高圧配電線も併架されているから、その分のプレートも確認できた。













飯富線の年式は、昭和50年の模様








高圧耐張がいしのストラップは、尖がるように長いから旧式かも。






高圧配電線のそばに長幹がいしがあるとか、不思議な光景だ。







ちなみに横断後にある方はこんな感じ。








こちらも横断後は、やはり送電塔に沿って高圧配電線を引き上げた後、長幹がいしを使って、通常の配列へ戻していた。


2021年12月11日

2481.大型サイズのDアームで架空地線支持は鳥居型を形成!

 





Dアームに架空地線支持の腕金を取り付ける場合は、短めのもので、腕金の本数は1本の単一である場合が基本だが!


ここでは珍しく!

大型サイズのDアームの高圧支持部にある腕金は、鳥居型などに形成されたものが見つかった。






山梨では、離隔腕金で架空地線支持を鳥居型に形成したものなら見た例があるが、Dアームでそれがあったのは今回が初見だ。

なお、Dアームのサイズについては、いずれとも大型サイズであった。


離隔腕金の応用ってところか







最初に見えた交差点のものについては!

鳥居型に見せかけて実はやり出し改造版のものだった。

ここでは、下段通過している初期型離隔腕金側にも架空地線が向けらているため、遮蔽範囲確保のため、やり出しとしたようだ。






なんという幅の狭い鳥居型!

Dアームの腕金の両端に固定するとは!強者!


こちらは開閉器装柱バージョン!

腕金が曲がらぬよう、背後にはアームタイも!