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2021年3月26日

2112.激レア!配電用三角鉄柱! その2

 


付近では後2本程!


配電用三角鉄柱があるのだが、そちらについては住宅の敷地内にあって、近距離撮影はできそうにないから


周囲で撮れる範囲で撮影してみた。


こちらも三角鉄柱で、変圧器には変台あり。

中国電力管内も現在では変台を必要としない変圧器が基本であるが、かつては東電管内のように、上下にトンボ腕金があったように見られた。

ちなみに奥で見えた2本目については、どうやら高さが足りなかったようで、上部は簡単な部材で高さの嵩上げがされていた。


1本目を別アングルで!

こちらは錆びが凄まじかった。




近代的なビルを背景に、戦前の配電用三角鉄柱!

もう片方の上部継ぎ足しの方はこんな感じだ。



ごめんなさいね~
本当はこんな文字は入れたくないのだが、勝手に画像を盗用する者が多いため、画像盗用防止の文字を大きくしている。
この分ブログの更新時間が長くかかっている。
無断転載は本当にやめて頂きたいところだ。

さらに別アングル!
継ぎ足し様相がよく見える。

こちらについては、少し角度を振っているようで、腕金は抱腕金で中国電力仕様の高圧配電線引き通しの耐雪塩がいしは2連となっていた。
しかしこれは本来は、耐雪塩がいしは、鉄柱挟まず3:0で取り付ける構成では?
一番右側の高圧電線が、鉄柱にすれすれにも思える。



2111.激レア!配電用三角鉄柱! その1

さぁ、ここでようやく本題へ入ろう。

2021年3月26日、この日最大の目的の撮影はこちら!




配電用三角鉄柱であった!

(情報提供頂き、ありがとうございました。)

これまた相当古いと思われるものだ。

既に昭和初期の文献では、あることを確認している。

参考にした文献:配電法 昭和6年4月廿日(二十日) 3版発行の11ぺージ

その様相がまるまる載っている。

また、広島平和記念資料館では、原爆にやられながも無残に立ち尽くした鉄柱の写ったパノラマ写真を確認している。(2020年11月見学)

一応それなりの強度はあったようだ。

かなり細い路地に残っているため、中々現代の鉄筋コンクリート柱に更新できずにいるのかと考えられた。

送電塔同様、鉄柱に関しては、防錆塗装を定期的に施すことで高寿命を果たすことができる。



鉄柱に変台があるこの構成!

う~ん、関西電力ではこの手のものは確認できないであろう。

関西電力管内でも鉄柱が実在するのだが、そちらの方では四角柱が基本で、変台は見たことがない。

当時の看板が残った鉄柱は、今見上げた両引き留め箇所の鉄柱のみ。
唯一ここだけだけだった。


!!


看板の字体からも戦前であるのがわかる。

号の字が旧字である。

唯、昭和何年なのかは、文字が消えており?正確な年式は確認できなかったが、電線路名は、八幡幹線とあるのが見て取れた。(現在もその名で稼働か?)

元は特別高圧ピンがいしでも取り付けた小さな送電線だったのだろうか?

それはちょっと違うか・・・

いや、現に東北電力管内では、配電用三角鉄柱の付近に無残にも放置された特別高圧ピンがいしも見たことあるぞ!特別高圧ピンがいしがあるということは、小規模な送電線であったことも考えられる。



とりあえず、2本目の反対側はこんな感じ!



続いて1本目の反対側

ここでは両サイドにアームタイがあるのが見て取れる。



1本だったか?鉄柱でないものを1本飛ばして、続いてあった3本目!

こちらは全ての高圧配電線を片側へ寄せたやり出し装柱で三角鉄柱となっていた!



4本目はこんな感じ!

こちらの腕金は長いサイズだ。


プレートはこんな感じ。

一応現在も八幡幹線として稼働しているようだ。


3本目の反対側はこんな感じ!

上部の方は錆びが目立っていた。



最後に4本目の反対側~!

こちらも変圧器を取り付けるにあたって変台が併設されている。