2013年12月28日

777.練習用に木製電柱

箱根湯本に行った帰り際に小田原市内にも撮影したいものがあったので小田原市内にて!

神奈川県は未だに、探せば木製電柱を見かけることが多いのですが(「1万本ある殆どは恐らくこの地にあるのかな?」と思えるくらいです。)まさか練習用にも木製電柱があるとは、驚きです。


というのはこちら、3本ある内、両端は現在最も多い鉄筋コンクリート柱ですが、真ん中が丁度木製電柱になっています。


トランスも錆びていることから結構古そうです。特にブッシングのあの形!今では見かけない形をしているので古い証拠ですね(もっと古いものだとブッシングの先が赤くなっていたりもする。)
練習用で実際には使われてはいないので問題はないと思います。



反対側はこんな感じで!


木製電柱最上部を通る高圧配電線の引き通しには耐塩ピンがいしが使われており、一昔前の構成になっています。(1970年代後半ごろに一時期、塩害地区で見られたタイプでいいものかと)


トランスの前面はこんな感じです。
どちらも30KVAタイプのようです。左の気になるトランスは三菱製のようです。

776.上部をアームで継ぎ足し!

この日は神奈川県の箱根湯本近くへお出かけ!
下記の写真は箱根湯本での撮影だったと思います。
結局この年も何処へも行けずつまらなかったので、息抜きに年末にでも良い場所へ電柱撮影がてら出かけてみることに・・・

唯、日帰りとはいえw小田原城などにも立ち寄ったので結構楽しかったです。
帰りは小田急小田原線から海老名駅近くだったかなぁ~夕焼け越しに見た山々のシルエット+夕日も最高でした。冬はこういうのを眺めるのも好きなんです。
それに合わせて光り輝く街の看板、店舗の明かり
この記事はそれから3ヶ月後ぐらいに書きますが、その日の記憶が甦ります!




電柱の高さが足りないこういう場合は、パンザーマストというものを使って高さを上げているタイプを見ることが通常ですが
 ここではかなり珍しい!腕金を使って高さを上げているタイプを発見です!(今回発見のタイプは架空地線のおまけはないようですが、架空地線付きで同様のタイプを同県 新百合で発見してます。掲載ページはこちら→http://gorondeener.web.fc2.com/zyo-kyo-main.page001.html)
また、継ぎ足された腕金の上には2本の腕金がありますが、がいしは片方の腕金にしか取り付けられていません。
また、その腕金は比較的綺麗な色をしており新品なようです。
ということは比較的最近更新?

http://p.tl/gJLT
↑最近更新された模様です。奥にあるのがそうです。
ストリートビューで見た結果、アームタイが1970年代の作りをしています。
ですから、引き続きこのような形に更新されたことも珍しいです。
このトランスも新タイプへと交換された模様です。
神奈川県にあるこの種のものは(トランスから高圧カットアウトを支持するアームが出ている上写真のような新タイプ)トランスのすぐ上に引き下げ線支持の腕金があります。
都内でこのタイプを見かけても、トランスのすぐ上には引き下げ線支持の腕金はありません。

小さな種類の違いですが、違いがあるのです。茨城、栃木もちょっとこの辺の構成は違っていたような気が・・・

2013年10月27日

775.肝心なものがないっ!?なタイプ

 一見見上げてみて、何かが物足りないような・・・
 高圧結合器と子局は取り付けられています。
 何かが物足りません!何でしょうか?
正解は自動式の開閉器です。それが見当たらないのです。
正面から見るとこんな感じ。
自動式の開閉器がないのに高圧結合器と子局があるのがかなりの謎です。
結合器は全部で3つあります。

774.覆いつくす

この日は千葉県にある古いタイプの撮影に出かけようと、自転車で長距離の旅

と、そこで!
 東関東自動車道 千葉北IC脇の電柱だったと思います。
 蔦が高圧配電線付近まで上がってきており危険な状態!

まぁ~それにしても、この蔦は短期間でよく伸びますね~
以前、テレビ東京系「空から日本を見てみよう」という番組でも複数回見たことがありますが、家も覆いつくしてしまうくらいなんですね

2013年9月21日

773.今流行のタイプでがいしの配列が! その3

都内の府中市内に残っていた古いタイプの電柱撮影を終えた後、帰り際に通った東京都武蔵野市内の都道沿いにて!

全くこの辺りの地理は知らないが、電柱の格好や建物の配置等から、Googleのストリートビューを眺めてみて、以前までは狭かった都道15号線が拡張されていたことに気がついた。現在は都道7号となっているようです。



というのは丁度この辺り。都道7号が井の頭通りに交差する場所
経路案内も一緒に撮影してきましたので掲載したいと思います。



丁度、Googleのストリートビューには道路が拡張される前の画像も公開されていました。
http://p.tl/ENRb
↑(今回写真を撮った同じ場所から以前の状態をストリートビュー上で見るとこんな感じですね。)

また、中にはハンガ式装柱に似たこのタイプ(元ハンガ式装柱)もあったようです。
http://p.tl/sdch
道路拡張が行われたので既に現存していないことは定かですが、まぁ良いです。この種のものは他の場所でも結構撮れていますのでw


で!道路が拡張されて綺麗になったこの場所にちょいと珍しいタイプが確認されました。
まぁ、新しくなった道なのでやはり電柱の方も新タイプがあるという感じです。

 またしても!これで3本目となりますが、高圧離隔装柱用腕金のタイプでがいしの配列が2:1となっています。
架空地線がないので2:1とは言い切れないですが、この状態で架空地線を取り付けるとがいしの配列2:1のタイプになるのです。


次は両引き留めのタイプになりますが、真ん中のジャンパー線支持の中実がいしは腕金に差し込まれているのではなく、コ型の金具を使って取り付けています。古いタイプではよく見るタイプなので珍しいです。本来は真ん中のジャンパー線支持用の中実がいしはレス化しようと考えられたのかもしれませんが、「支線があって風などで動いて接触してしまっても困る」ということで、レス化は見送られたのかもしれません。


そして、高圧配電線のすぐ上に支線があるということは、そうです!


次の電柱から十字スペーサーを高圧配電線に取り付けている感じになります。
最近はこうした高圧配電線の分岐箇所で見かけることが多いです。
後は高圧需要家への高圧引き込み線の分岐などにも使っている箇所を多く見かけます。

開閉器は自動式のようですが、子局が見られますので次世代のタイプには交換されていない模様です。

2013年9月1日

772.極力は避けたい開閉器2台装柱

地方などの電柱では、よく開閉器2台装柱を見かけますが、東京電力管内の電柱では極力そのタイプを避けるようにしているようです。

こちらもその1本です。


Fアーム仕様の自動開閉器装柱のタイプが左側に写ります。
通常の場合はこの位置に区分開閉器が取り付けられますが、遠方から立ち上がっている高圧線があるため、また自動式の開閉器が取り付けられているため、分岐をした後、中に入った場所で区分開閉器が取り付けられています。

一番右側ものが高圧需要家側が管理する構内第一号柱です。

771.今流行のタイプでがいしの配列が! その2

 高圧離隔装柱用腕金を使用するタイプでがいしが均等になっていないタイプを発見!
最近古いコン柱から新しい鋼管柱へと鋼管された模様です。
以前の古いコン柱の格好に合わせているため、がいしの配列は均等になっていないのでしょう。
高圧離隔装柱用腕金でがいしの配列2:1は珍しいです。


770.2回線ある内、最下部の1回線のみ支持

 2回線の高圧配電線のタイプですが
 よく見てみたところ
2回線ある内、最下部の1回線の高圧配電線を支持するタイプを発見!
最上部の1回線は支持していませんが、新たに近くの変電所から立ち上がっているCVTケーブル仕様の高圧線を支持しています。

開閉器は次の電柱に取り付けられており、隣からは3回線支持(2回線は普通の電線、1回線はCVTケーブル仕様)のタイプとなっています。

2013年5月23日

769.すぐ右は樹木なので・・・

 同じく、かつらぎ山の帰り際にどこかに立ち寄った時に撮影された写真かと思いますが
珍しいものも中に入っていたので掲載します!
自動開閉器装柱になると思いますが、形が違うと思ったのでしょう。
 高圧用腕金が右方向へ大きく張り出しています。
通常の場合は腕金を右方向へ完全に詰めてからがいしを取り付けますが、すぐ右側には樹木があるため、これとの接触をさせるために中途半端な位置の取り付けになったのでしょう。
 高圧結合器はその余ったスペースに取り付けられています。

真下はこんな感じで!


768.派手なねん架

こちらも母が静岡県伊豆の国市のかつらぎ山の帰り際に、何処かへ途中、立ち寄った時に撮影された写真かと思います。
ねん架をしているちょっと珍しいタイプの写真も入っていました

高圧離隔装柱用腕金でねん架をしているのでちょっと目立ちます。
ねん架は腕金を中央に固定するタイプで見ることが大半なので珍しいです。



767.古い感じが好き!かつらぎ山を登る構内用の配電設備

母が静岡県伊豆の国市 かつらぎ山へのツアーに当選したようですので、その時にお願いをして撮影してもらったかつらぎ山のロープウェイ下にある古い感じの配電設備の写真ですが、その日の記録をここに掲載したいと思います。
私は行っていません。これから掲載する写真の撮影は全て母が行いました。


かつらぎ山の構内用配電設備ですが、大部分は耐塩ピンがいしによる引き通しタイプが見られるようです。
直感的には、1970年代頃に塩害地区で見られたと思われる古い感じのタイプになると思います。
時が止まっている感じが良いです。
静岡県伊豆の国市は塩害地区になるので、「耐塩皿がいしも残っているかな?」とは思ってはいましたが、ないようです。
ですから、こういった観点からも、やっぱり1970年代頃の設備になると思います。(1970年代後半頃ですかね?)
しかし、やっぱり、最近の電柱上部の形状はD型腕金などの登場で個性が失われていると思います。
私はこれから掲載するこういった昔ながらの感じが好きです。



ということで、まずは!



電力会社の電柱から高圧線が引き込まれた後、ロープウェイ 山麓駅近くにあると思われる構内線の起点部の写真ですね
駅構内からの撮影かと思います。

ここからはロープウェイに乗車しながらの撮影になっていたのかと思います。
動いているのでそれなりのスキルも必要そうです。
私ならそれでも、風景は気にせず一杯取っちゃいますねw
風景は帰り際に見る感じ、いやそれでも見てしまうか


また、ロープウェイから見下ろすような感じで各配電柱を上から見ることができるのも、唯一ここだけかと思います。


ここから山頂に向けて構内第2号、第3号柱と頂上へ続く感じです。
道から少し離れている畑の中の電柱は組み立て式のパンザーマスト製の電柱になっています。

耐塩ピンがいしによる引き通しタイプ

構内用の高圧配電線の引き通しには耐塩ピンがいしが使われています。
今のクランプがいしではない古い感じが良いです。

高圧用腕金の横幅サイズは1500mm仕様のものかと思われます。
1960年代頃にかけて多く見られたと思われるサイズです。(今のサイズは1800mm仕様のタイプになるかと思いますが、千葉県など一部地域では引き通し用として1500mm仕様の腕金を使っている地域もあります。耐張がいしによる引き留めタイプの場合は埼玉県などでも確認できます。)


全体はこんな感じで!
三相の高圧配電線のすぐ下には単相の低圧配電線も通っています。
動力線200Vなのかは不明です。(変圧器2次側の線の取り方を見ればわかるでしょうが、さすがにそこまで見れる余裕が・・・汗)


何本か進んだ後の写真でしょうか、トランス付き電柱も見られます。


トランスはやはり!構内限定で見られるタイプとなっており、何時もの円筒形ではなく角型のタイプとなっています。

ぶれていますが、ここからいよいよ山頂にかけて山登りです!w


山中にかけても、やはり、建柱が困難な場所なので、何時もの鉄筋コンクリート柱ではなく、全てが銀色のパンザーマスト製の電柱になっています。


次も同じ感じです。


山をちょっと登った後は一旦谷に入ります。

手前は耐塩ピンがいし1連だが、右隣は耐塩ピンがいしが2連となっている。
谷底にあるため、少し強度をつけたのでしょう。

その谷底には他にはないタイプが!
手前のものは同じですが、次のものは耐塩ピンがいし2連タイプとなっています。
この構内線の中では唯一のがいし2連!ここだけなのでは?!
また、山中にあるということで、色々と配電線の張力などの関係もあるからでしょうか、左方向へ撓っちゃっています。
やはり、がいし2連は張力や強度を保つということでもあるようですね


そして、再び!
山登り再開です!ここでまた、次に谷になるようです。

それにしても、結構厳しい場所に架空配電線のまま残っているのも凄いと思います。
構内用といえども、CVTケーブルに交換されていないのが凄いです。



この切抜き写真を見ると昭和の頃に撮影したような電柱写真に見えてしまいます。
それくらい古い感じのタイプなのです。


今のタイプを反対側から見た写真です。


勾配があり、下の方向へ曲がっているためでしょうか


風などで恐らく動いてしまったのでしょう。
手前側両サイドにある黒の引き留めクランプカバーですが、引き留めクランプが見える状態になっています。
また、ジャンパー線支持のがいしは耐塩ピンがいしとなっており、こちらに関しても古い感じです。


一旦谷に入り・・・


そして、また山の上のものになるかと思いますが、同じ感じです。


拡大写真はこんな感じで!


もう一度谷に入ります。


その途中の1本です!
トランス付きですが、今度はトランスの種類がちょっと変わって三相の変圧器になるようです。
また、引き下げ線が結構張っているため、それに合わせて高圧用腕金がちょっと傾いています。


そして、山登りも終盤です。これを超えるといよいよ、山頂です。
中央にある単相交流のタイプは東電管内のものでしょうか?
突如!比較的新しい中実耐張がいしによる両引き留めタイプが見られます。


構内用のものは右手前のものになります。

その拡大写真です。
こちらも普通に引き通しという感じです。


次は変圧器の土台がありますが


肝心な変圧器は途中で撤去されたように見られます。
円筒形の高圧カットアウト等、途中までの設備は残っています。
変圧器への引き下げ線支持のがいしが比較的には新しい中実がいしとなっているので、途中から増設したのかもしれません。



ちょっと進んだところで!


同じものの写真です。
初めてこのアングルから見ると、ちょっと変わったように見えてしまうような感じもします!
(変圧器はないですが、変圧器への引き下げ線支持の腕金が高圧用腕金の上に乗っかっているため、そのように見えてしまうのかと思います。)


そして、また東電管内のものでしょうか?(支線が見られるのでそうですね!)
またしても!中実耐張がいしによる両引き留めタイプが見られます。


山頂間近の写真になるかと思います。


同じように引き通しです。
写っていたのはここまでです。

さて、電柱の写真だけ掲載するのもなんなんで、山頂からの写真もおまけで掲載したいと思います。





あの写真で終わりかと思っていましたが、おっと!もう一枚ありました。

やっぱり古い感じが良いですね
右側の低圧配電線は低圧ピンがいしからバインド線が外れており、現在は腕金の上にある状態です。
もしかしたら、下は既に使っていないのかもしれないですね



 !なっハート形





以上!かつらぎ山での撮影となりました。

執筆:ゴロンディーナー
撮影:母