今回見つけたものは、普段、東京電力管内の配電線を眺めている身としては、「これは今時ではかなり珍しい容量ではないのかなぁ~」と思ったものである!
ここまで小容量の変圧器を取り付けたものとなると、一見は旧式のようにもみえるが 実際のところは、他でもいくつか発見している。 |
というのは、ここでは、街灯の電源専用に、小さな柱上変圧器を取り付けているのだが、今回気になったのは、その変圧器の容量についてだ!
ここで取り付けられている変圧器の容量は5kVAだ。 製造メーカーは、愛知電機製 |
変圧器の容量は5kVA(キロボルトアンペア)であった!
なお、中部電力管内では、東京電力管内のように、低圧本線を広範囲に渡って張ることが少ないので、こういう珍しい容量のものが確認できるようである。
ちなみに変圧器の容量の種類については、電気が普及した頃より、1kVA,2kVA,3kVA,5kVA,7.5kVA(7と1/2表記あり),10kVA,30kVA,50kVA,75kVA,100kVAとあり、現代の大容量に続くまで幅広い種類あって、1kVAや5kVAについては、かなり昔に電灯線用で普及していたので、今でもその手の容量が確認できたのは、ちょっと貴重さがうかがえた!
そして、変圧器については、幾度か取り換えているようだったが、変圧器のハンガーを固定してある腕金については、昔っから使っているようで
昔の民営化前の電電公社のマークは 配電線と電話線類を一緒に共架するようになったという意味合いかな |
年式は1974年であることがうかがえた。