2020年12月4日

1907.緑化電柱

こちらは

小型サイズのDアームを使って高圧を振り分けているが

支線から蔦が上がってきているようで、それがまるで緑化電柱のように見えたのだった。

しかしこれは危機的状態

被覆を剥いである箇所に蔦が侵入すればショートしてしまう。


おまけ


この日は美園線の旧鉄塔を巡っていた。


↑美園線の懸垂がいしは当時物の旧鉄塔では古いものが使われており、外ヒダが一回り突き出ているスモッグがいしとなっている。

かつては農村地域や化学工場を通る箇所、もしくは塩害地域などで大いにこの種の耐霧がいし(スモッグがいし)が使われていたが、最近では外ヒダは突き出さず、内部を深溝構造とした耐塩懸垂がいしが主流になりつつある。


なお、美園線は当時物の送電塔の年式は昭和35年とあった。

1960年か


そして最後は、埼スタ付近の美園線の送電塔を撮影していた。

なお、ここはサッカースタジアムがある通り、周辺への環境調和対策として、緑に塗装されたものが多い。この箇所の送電塔についてはもちろん建て替えられている。


それにしてもあの色だと、「逆に目立つよな。何が環境調和なんだろうな」

という話を、前に送電工事業に勤めていた時に聞いたことがある。w

だよなw



埼スタは誰もいなかった。


当時はまだ小学生だったから、埼スタには行けなかったが、このスタジアムができた時は、凄かった思い出がある。

世界ワールドカップのサッカー中継を見ていた思い出があるなぁ

あん時はまだここまで電柱に没頭していなかった。w

というかできんだろw



建て替え箇所の年式は平成10年とあった。

平成12年が2000年だから1998年か


さぁそして!

最寄り駅である浦和美園駅も初めて来たぞ!







今回はここから帰った。

1906.直付けで2方向正面振り分け


上部の変圧器への高圧引き下げ線支持の腕金は、最近では省略傾向にあるが、変圧器を低圧配電線よりも上部に設置できない場合は、上下で長い腕金を使用している。

そのうちここでは、電灯用変圧器と動力用変圧器の両方が取り付けられているからか、変圧器は両方とも正面受けになるようにして、長い腕金は2つとも斜めに取り付けられていた。

1905.電圧調整器の施設箇所に予備線

 

これは万が一、電圧調整器が故障した際に備えて施設されている感じだろうか

ここでは電圧調整器の施設箇所のみ2回線となっており、周囲ついては1回線のみである。


開閉器については1箇所のみ開放されているのが見えた。

これは電圧調整器が何等かの理由で故障した際、もしくは取り換える際はここをオンにして通常運転できる構造となっているようだ。

なお、通常は電圧調整器を通しているから、その箇所の開閉器については皆オンになっている。

横はこんな感じ!