これまた見かけることが限りなく少ないものだ。
ここでは珍しく、単相交流2線式高圧配電線なのにダブルで変圧器が取り付けられていた。
単相交流2線式高圧配電線については、単相変圧器を通して単相3線式の低圧電灯線しか取り出せないから、これは両方とも電灯用の変圧器だ。
高圧引き下げ線については、合計4本で、本線からはそれぞれ2本ずつ取り出しているのがわかる。
低圧側の結線はこんな感じ。
それぞれ各変圧器より3本ずつ線が出ているから、ここではいずれとも電灯用変圧器であるのがわかる。
鉄筋コンクリート柱の製造銘板は1970年を示していたが、変圧器は何度か取り換えられたことだろうと思う。
当時物はあの2本の単相交流2線式の銅線ぐらいであろう。
おまけ
直前では、三相3線式の高圧配電線を張ったものもあり
こちらも同じく高圧引き下げ線が合計4本あるから、どちらとも電灯用変圧器であるのが見て取れた。
背面はこんな感じ。
先ほどと同じく、低圧側は3本ずつ電線を引き出している。