2022年1月1日

2600.時代が止まった大規模な構内用配電線路 その3


前のぺージに引き続き、分岐先を追跡するとこんな感じ。

ここでは、昔の高圧ピンがいしの引き通しが基本のようだ。

また、ここで右側へ向けて1回線を分岐するが、直進方面は終点


次に、こちらの分岐先(写真からでは左側)を追跡してみる。



分岐先も引き続き、高圧ピンがいしによる旧型の引き通し装柱が続いていた。

低圧配電線は、水平配列

変圧器は構内線らしく箱型

分岐箇所や変圧器を取り付けた箇所を重点的に避雷器が設置されている。

クランプがいしに交換後もしばらくはこういう装柱も確認できた。

しかし今や、東電の配電設備が大分丈夫になったのか、避雷器の新設はほとんど見かけない。

クランプがいしが高圧ピンがいしになるだけでも、大分違う。w

この構内線は、奥の方で高圧を左側へ振り分けて、高圧引き込み線を引き込む形で終点となっていた。


ケーブルヘッドも雨覆い付きが基本


折り返し~w


引き込んだ後はキュービクル

高圧引き込み線の分岐側でも1回線を地中へ、PAS(Pole Air Switch:高圧気中負荷開閉器)を挟んで分岐しているようだ。

ちなみにここでは珍しく


PASが2台ついていた。


ここを左へ曲がって





さぁ、ここでさっきの高圧ピンがいし引き通しによる交差分岐に戻ってきた。

高圧用腕金は普通サイズなのに、高圧ピンがいしが見慣れないせいか、不思議な感じがしたのであった。w

それから低圧配電線はオール水平配列!


今度はここを左へ行ってみよう。