2013年5月5日

763.付け方がそれぞれ逆

 都内立川市内にて、高圧2回線の配電線だが
 それを支持している部分をよ~く眺めてみたら、高圧用腕金の取り付け方がそれぞれ逆です。
東電管内のものでは、左向きを表にして取り付けられているタイプを見かけることが多いです(上段の高圧用腕金)が、古いものや急カーブ地点では、右側を表にして取り付けているタイプを見ることがあります。

文章ではわかり難いので、写真にして表すとこんな感じ!



左向きを表にして取り付けるタイプを多く見かけます。


一方で、(反対側から見ると)右側を表にして取り付けているタイプは、急カーブ地点や古いもので見ることが多いです。

 配電線類には鳥が電線に止まらないようにと対策が練られています。
物凄い数です。

おまけ
真冬の夕方に来れば、山々の綺麗なシルエットが送電塔と共に見られること間違いなし!

762.配電線に黒い物体

この装置につきましても、過去までに何枚か撮ったものをこちらに掲載していたかと思いますが、そんな思い出も遠い昔

一体、何時頃撮影したのかを忘れてしまったので、また同じ感じになるかと思いますが、別の場所で撮ったものを掲載したいと思います。



地中への引き下げ役をしている配電線の電柱ですが、その直前に黒い物体が見られます。





これは、過電流が通った時に反応し、配電線の異常を知らせる装置「過電流表示器(SI)」というようです。

中部電力管内の電柱では、開閉器装柱などで見ることがありますが、東電管内の電柱でもたまに見かけることがあります。

今回の撮影地は都内の立川市でしたが、群馬県、千葉県、茨城県でもまだまだ希少ですが、見たことがあります。

761.久し振りの構内線の電柱との出会い!! その2

大規模な工場等、大口需要、高圧需要家では構内専用の配電線を張るために、構内専用の電柱を見ることがある。

そうとなると、やはり、電力会社の電柱とは別のものになるため、構成が少し異なっていたりもする。古くからあるものだと、古い構成のまま残っているところもたまに確認することがある。



しかし、構内専用の配電柱といっても、安全のために、やはり既に地中化を行っているところもある。私が通っている大学もそうでした。以前までは配電線が張り巡らせられていたようですが、安全のためにやはり、地中化が行われたようです。


こちらの構内専用の配電柱も、途中で半分は地中化を行ったように見られます。



なぜならば、起点部の架空地線キャップがちょっと曲がった感じで取り付けられていることと、ジャンパー線支持のピンがいしが左端に残されているからです。


内部はかろうじて残されたようで、電力会社の配電設備では見られない構成を見ることができました。

トランスもやはり、構内用は構内用で種類が異なるようです。
角ばったタイプを見ることが多いです。



こちら、2本目の開閉器付き電柱ですが、短めの腕金にそのまま開閉器が取り付けられているため、アームタイの取り付けの位置が少し変わっています。
背中に向けてそれがあります。



3本目はこんな感じ。
がいしがピンがいしとなっていますが、構成は普通な感じです。
それにしても、架空地線と高圧配電線の間に少し空間があることから、以前までは2回線だったような名残も見られます。
後に、電力需要が減ったか、または景観のために地中化をしたのかもしれません。



4本目は、またまたちょっと、他とは違う構成!!
電力会社の電柱でも現在では見られない構成です。
2本立てでトランスが2個あります。三相用のようです。


そして、5、6本目は同じ感じです。
最後は何もせずの引き留めです。


760.三角配列へ分岐

この日は都内の八王子にあるレアなタイプの撮影に向かおうと自転車で八王子まで約4時間!

その途中、立川市内も通ったので、事前に発見しておいた変わったタイプや珍しいタイプを巡りながらの撮影という形になりました。

その立川市内にて・・・

水平配列の高圧配電線同士の分岐が普通かと思うが、今回は水平配列から三角配列の配電線に分岐しているものを発見したので撮影することにした。

 分岐側は殆どが、十字スペーサーを取り付けた三角配列の配電線になっていました。
もう形としては関西電力管内の電柱にそっくりです。
こういったタイプは、同管内では街中に行けばよくあるようです。
↑(2回線になっているタイプも普通にあり、初めて見た時は驚きました。東電管内でも探せば見つかりますが、関西電力管内のタイプでは、それが何本にも渡って長く続いているのです。)
 そして、こちらがその1本です!
水平配列の配電線から三角配列の配電線へと分岐が行われています。
珍しいと思います。中々ないです。

2013年4月28日

759.リード線にカバー

一番左側のリード線ですが、樹木との接触防止のカバーが被せてあります。
将来は左下の樹木が伸びるでしょうから、その対策のためかと思います。

ところで、電気電子工学科に所属するようになってから、「リード線」やら「ジャンパ線」という言葉に馴染めるようになりました。
コンデンサ、抵抗から出ている線をリード線と呼んでいますね
これと同じように、回路からトランスを繋げる線をリード線、回路と回路をつなぎ合わせる線をジャンパ線ということでいいかと思います。
配電線の場合も、やはり、長い電線を永遠に遠くまで張ることはできないので、橋のように必ず繋ぎ目があります。送電線もそうです。
この繋ぎ目がジャンパ線ということです。