大規模な工場等、大口需要、高圧需要家では構内専用の配電線を張るために、構内専用の電柱を見ることがある。
そうとなると、やはり、電力会社の電柱とは別のものになるため、構成が少し異なっていたりもする。古くからあるものだと、古い構成のまま残っているところもたまに確認することがある。
しかし、構内専用の配電柱といっても、安全のために、やはり既に地中化を行っているところもある。私が通っている大学もそうでした。以前までは配電線が張り巡らせられていたようですが、安全のためにやはり、地中化が行われたようです。
こちらの構内専用の配電柱も、途中で半分は地中化を行ったように見られます。
なぜならば、起点部の架空地線キャップがちょっと曲がった感じで取り付けられていることと、ジャンパー線支持のピンがいしが左端に残されているからです。
内部はかろうじて残されたようで、電力会社の配電設備では見られない構成を見ることができました。
トランスもやはり、構内用は構内用で種類が異なるようです。
角ばったタイプを見ることが多いです。
こちら、2本目の開閉器付き電柱ですが、短めの腕金にそのまま開閉器が取り付けられているため、アームタイの取り付けの位置が少し変わっています。
背中に向けてそれがあります。
3本目はこんな感じ。
がいしがピンがいしとなっていますが、構成は普通な感じです。
それにしても、架空地線と高圧配電線の間に少し空間があることから、以前までは2回線だったような名残も見られます。
後に、電力需要が減ったか、または景観のために地中化をしたのかもしれません。
4本目は、またまたちょっと、他とは違う構成!!
電力会社の電柱でも現在では見られない構成です。
2本立てでトランスが2個あります。三相用のようです。
そして、5、6本目は同じ感じです。
最後は何もせずの引き留めです。