旧型の架空地線の引き留め手法については、普通は鳥居型を使うのが基本のようなのだが、場合によっては稀に、唯1本の腕金によってそれを引き留めるものも少なからず実在している。(唯、こちらは、鳥居型と比較すると強度的にはあまりよろしくないものかと思われる。)
以下はその一例だ。↓
一見こうしてみると
肝心な架空地線引き留めの腕金は、山梨に多い1800mm仕様の長い腕金のようにも見えるのだが、実際はそうではなく、ただいつもより上の方にそれが取り付けたおかげで、目の錯覚で長く見えるようだ。(実際に写真上で測ってみたが、ここは高圧用腕金よりも短いいつもの1500mm仕様のものであった。)
反対側はこんな感じだ。
ご覧の通り
反対側からだと、いつもよりちょっと高めの位置に架空地線支持の腕金が付いているのがわかる。
↓因みに以下は同区の別の場所で撮影したものになるが↓
いつものものは結構低めの位置にそれが取り付けているため短く見える。
またここは、今は肝心な架空地線は撤去されているが、ここも元は1本の腕金により架空地線を引き留めていたものかと思われる。