2013年5月5日

761.久し振りの構内線の電柱との出会い!! その2

大規模な工場等、大口需要、高圧需要家では構内専用の配電線を張るために、構内専用の電柱を見ることがある。

そうとなると、やはり、電力会社の電柱とは別のものになるため、構成が少し異なっていたりもする。古くからあるものだと、古い構成のまま残っているところもたまに確認することがある。



しかし、構内専用の配電柱といっても、安全のために、やはり既に地中化を行っているところもある。私が通っている大学もそうでした。以前までは配電線が張り巡らせられていたようですが、安全のためにやはり、地中化が行われたようです。


こちらの構内専用の配電柱も、途中で半分は地中化を行ったように見られます。



なぜならば、起点部の架空地線キャップがちょっと曲がった感じで取り付けられていることと、ジャンパー線支持のピンがいしが左端に残されているからです。


内部はかろうじて残されたようで、電力会社の配電設備では見られない構成を見ることができました。

トランスもやはり、構内用は構内用で種類が異なるようです。
角ばったタイプを見ることが多いです。



こちら、2本目の開閉器付き電柱ですが、短めの腕金にそのまま開閉器が取り付けられているため、アームタイの取り付けの位置が少し変わっています。
背中に向けてそれがあります。



3本目はこんな感じ。
がいしがピンがいしとなっていますが、構成は普通な感じです。
それにしても、架空地線と高圧配電線の間に少し空間があることから、以前までは2回線だったような名残も見られます。
後に、電力需要が減ったか、または景観のために地中化をしたのかもしれません。



4本目は、またまたちょっと、他とは違う構成!!
電力会社の電柱でも現在では見られない構成です。
2本立てでトランスが2個あります。三相用のようです。


そして、5、6本目は同じ感じです。
最後は何もせずの引き留めです。


760.三角配列へ分岐

この日は都内の八王子にあるレアなタイプの撮影に向かおうと自転車で八王子まで約4時間!

その途中、立川市内も通ったので、事前に発見しておいた変わったタイプや珍しいタイプを巡りながらの撮影という形になりました。

その立川市内にて・・・

水平配列の高圧配電線同士の分岐が普通かと思うが、今回は水平配列から三角配列の配電線に分岐しているものを発見したので撮影することにした。

 分岐側は殆どが、十字スペーサーを取り付けた三角配列の配電線になっていました。
もう形としては関西電力管内の電柱にそっくりです。
こういったタイプは、同管内では街中に行けばよくあるようです。
↑(2回線になっているタイプも普通にあり、初めて見た時は驚きました。東電管内でも探せば見つかりますが、関西電力管内のタイプでは、それが何本にも渡って長く続いているのです。)
 そして、こちらがその1本です!
水平配列の配電線から三角配列の配電線へと分岐が行われています。
珍しいと思います。中々ないです。

2013年4月28日

759.リード線にカバー

一番左側のリード線ですが、樹木との接触防止のカバーが被せてあります。
将来は左下の樹木が伸びるでしょうから、その対策のためかと思います。

ところで、電気電子工学科に所属するようになってから、「リード線」やら「ジャンパ線」という言葉に馴染めるようになりました。
コンデンサ、抵抗から出ている線をリード線と呼んでいますね
これと同じように、回路からトランスを繋げる線をリード線、回路と回路をつなぎ合わせる線をジャンパ線ということでいいかと思います。
配電線の場合も、やはり、長い電線を永遠に遠くまで張ることはできないので、橋のように必ず繋ぎ目があります。送電線もそうです。
この繋ぎ目がジャンパ線ということです。

758.カバーがない その2

 配電線の電柱を眺めていて、やはり思わぬ欠陥に気が付いてしまうこともある。
こういうのも見つけることも得意なことから、将来はこのようなことに携わる仕事をしたいとも考えている。
趣味と両立ができて、かなり良いと思うのですが!
 ところで、この電柱ですが、分岐側の高圧耐張がいしの黒いカバーがないのです。
 風で飛んでしまったのでしょうか

因みにカバーがないタイプは以前も発見しています。
736.カバーがない その1と題してアップ済み。

次はおまけです。
 こちらも珍しいと思いきや撮影!
腕金が2連でカバーが長い引き留めクランプカバーが見られるタイプなんて、今中々ないと思います。
腕金1本仕様の場合はあると思うのですが

757.多溝

「変流器が内蔵されているがいし!」ということはわかってはいるのだけれども、未だに正式名称がわからない、このがいし。
このがいしですが、そのまま引き通しで見かけることや、このようにアームを伸ばして見かけることがあります。
後はジャンパー線支持のがいしとして使われていることも過去に見た覚えがあります。
まぁ、こちらは開閉器があるので、そのためにアームを伸ばして取り付けているのかと思います。

このがいしですが、日本ガイシさんが作っていることが判明したので、今度お聞きしたいと思います。


なお、こちらについては、そのがいしが多溝なのです。それがレアかなと思いきや撮影です。

最近では、これに置き換わったもので「過電流表示器SI」というものも見かけるようになりました。
SIについても、高圧配電線の各相に3つ直付けされていますので、すぐにわかると思います。電線からぶら下がるような感じで取り付けられています。
そして、このSIの分布ですが、都内で見かけたり、群馬県、それから千葉県でも数は少ないですが、偶に見かけることがあります。