2008年3月31日

097.中部電力の電柱を少しだけ その5 自動開閉器付きの電柱と宙に浮いている腕金などその他

中部電力管内の電柱でも結構、縦型配列の高圧線を見ることができます。その中でこちらは、遠隔で開閉操作ができる自動タイプの開閉器が取り付けられています。
配電自動化システムとも言われているものですね
自動式のタイプなので、開閉器の電線の噴出し口付近には遠隔操作をする為に必要なものが取り付けられています。
開閉器を自動操作する用子局です。
下から見てみますとこんな感じ、木々が遮っていますけど汗w
高圧線は横型配列のタイプに戻り、自動タイプの開閉器を取り付けているタイプです。今度は耐張碍子の先端に取り付けられている引き留めクランプカバーがグレーになり、見た目がやっぱり良いです。
しかも今度は分岐しながら開閉器付きです。自動タイプの開閉器は結構大きいのにあのスペースに収まっているのが凄いです。
又、その高圧線の両端には、異常電流を検地すると赤く光って教えてくれる、過電流表示器が取り付けられています。探せば結構見られますね
東電管内の電柱でも偶に見ることができます。碍子のタイプが多いですが
こちらは分岐側の腕金を三角形のワイヤーのようなものを使って宙に浮かせて高圧線を分岐しています。なんだかちょっと凄そうです。
その三角形のようなワイヤーですが、あれは普通のものですとよく、真ん中の耐張碍子を支持する役目で使用されている場面を見ます。
こちらは今度、腕金を使って伸ばすような形で高圧線の向きを変えています。
その分岐側の腕金にはある程度、右下方向へと傾斜をつけています。
現在新しいタイプの電柱に増えてきている、引き留めクランプカバーがグレーだともっと最高なのですが、この状態でも結構気に入っています。^^
こちらは車で通りすがりの時に、軽井沢駅南口で撮ったと思います。丁度この先で駅へと繋がる橋の下をそのまま高圧線が電線が潜っています。これは珍しい!
最上部を通る架空地線は勿論、引き留められています。
ここでの耐張碍子の先端に取り付けられている引き留めクランプカバーはグレーになっています。やっぱりこのタイプの方が見た目が良いです。w
雪景色の中部電力の電柱へ!

096.中部電力の電柱を少しだけ その4 グレーの引き留めクランプカバーを紹介!

耐張碍子の先端に取り付けられているグレーの引き留めクランプカバーを見ると「中部電力管内の電柱を見に来ているんだぁ」というのが実感できます。
個人的にも 黒の引き留めカバーより、こちらのグレー色の方がやっぱりイメージが良いです。ということで、ついに購入してしまいましたねw
こちらはグレーのタイプの引き留めカバーがフル装備です!美しいです。
そこでよく見てみてわかったのですが、やや細めの電線には縦幅がやや短めのグレーのカバーを、太めの高圧線には縦幅が広いタイプの引き留めクランプカバーが使われているのがわかります。
又、変圧器への引き下げ線を分岐する部分にもグレーのカバーが巻かれています。
ジャンパー線支持の中実碍子にも耐雷ホーンを取り付けているタイプがあるようで、2個連続で取り付けられている箇所には、1つの中実碍子にのみ耐雷ホーンが取り付けられています。
東京電力の電柱では中々見ない耐張碍子2:1の配列のタイプも中部電力管内の電柱では当たり前のように見ることができます。
手前側では左二つが黒の引き留めクランプカバーになっており一番右端のみはグレーのカバーになっています。又、奥側では耐張碍子の配列を2:1にしていてカバーの色は全てグレーです。
最上部に取り付けられている鳥居型をしている架空地線の支持物も東京電力のものと比較してみるとやや短めのタイプです。やはり種類が違います。
こちらは2:1に耐張碍子を取り付けながら高圧線を分岐してます。

095.中部電力の電柱を少しだけ その3 C型腕金付きの電柱を紹介!!

二泊三日で軽井沢へ行き、中部電力管内の電柱の撮影に来ています。
二日目は山の上で積雪となりました。
中部電力のC型腕金付きの電柱です。C型腕金はこの日初めて見ました。w
こちらは角型のタイプになっていますが、古いもので丸みを帯びたタイプもあるようです。
架空地線(GW)の支持物もC型腕金と一体型になっており、一緒の腕金にて支持されています。
分岐をしているC型腕金付きの電柱です。
変圧器はやはりハンガーのタイプになっています。
ここでの変圧器の取り付けの向きは、高圧線と平行になっているのではなく正面受けのようです。
新しいタイプのようで、分岐側に取り付けられている2つの耐張碍子の先端に取り付けられている引き留めクランプカバーはやはりグレーをしています。
低圧線は横配列、縦配列のものをそれぞれ見ることができます。 C型腕金になっている為、高圧線は三角配列になっています。架空地線を含むと、ひし形配列と言えそうな感じです。
次に発見のタイプは、本線側にC型腕金を使っていて腕金を伸ばして高圧線を分岐しています。 分岐側に向かって腕金が伸びていて高圧線が分岐されています。
見難いですが
分岐側の高圧線の耐張碍子の引き留めクランプカバーは、やはりグレーになっていて良い感じです。 伸ばして分岐というタイプは偶に見ることができますが、C型腕金は東京電力管内の電柱では見ないタイプです。
ちょっと短めのC型腕金付きの電柱もありました。
手動で入り切りしているようで、スケルトンタイプの開閉器が取り付けられています。
又、右下に写るC型腕金付きの電柱の中実碍子の取り付けは横になるような形です。
ここでの耐張碍子の引き留めクランプカバーは黒色をしています。
雪が止み晴れ間が出て2~3時間あまりで雪が解けて良い天気となりました。
朝は大雪となっていましたが青空になり電柱撮影絶好日和に変わりました。山の天気は変わりやすいです。 今度は長いタイプのC型の腕金が使われています。
高圧線を支持する耐張碍子の引き留めクランプカバーはやはり灰色です。青空でも合いますね
又、変圧器のすぐ下にある低圧線が凄そうです。 高圧線からスケルトンタイプの開閉器へと分岐された電線が上下に歪むような形で向かっているところが面白いです。
反対側からも・・・
中部電力の電柱を少しだけ その4へ続きます。

094.中部電力の電柱を少しだけ その2

こちらは電圧調整器付きの電柱になります。
結構でっかい変圧器なので2本の柱で支えています。
電圧調整器は電圧降下を防止する為に取り付けているようです。別名SVRとも呼ばれるようです。
2本の電柱にスケルトンタイプの開閉器が1台ずつ取り付けられています。
雪が降っています。軽井沢駅近くでの撮影となりました。

東京電力管内の電柱で電圧調整器付きの電柱はこちらへ

093.中部電力の電柱を少しだけ その1

長野県の軽井沢に行って来た際に撮影してきた中部電力の電柱です。
まずは車の後部座席から通りすがり時に撮影したものからの掲載です!
やはり、普段は東京電力の電柱を見慣れているので、中部電力の供給エリアに行ってみると見方が変わってきます。
引き通し支持の碍子の種類も異なり中部電力の電柱では、雷害による断線から保護する為、耐雷ホーンを取り付けた中実碍子によって高圧線が支持されています。(東京電力管内のの電柱では、中実碍子の頂部に放電クランプを取り付けて、クランプ碍子になっていますが)
また中部電力の電柱では、高圧線や低圧線だけでなく架空地線の支持にも碍子を取り付けて絶縁しています。これも高圧線と同じように引き通しのタイプではピン碍子が使われていて、引き留め型では1連の耐張碍子が使われています。 中部電力の電柱ではこのような変圧器の取り付けが普通のようでよく見かけます。2本の腕金との間にハンガーという金具を2本使って、そこで変圧器を固定しているようです。
東京電力の電柱にも、かつてはこのように変圧器を取り付けるタイプがあったようですが、現在では殆どが新しいものへと交換されており中々見ることはできません。)
↓その中より頑張って東電管内の電柱で発見しました。ハンガーのタイプを下記ページにて掲載しています。↓
最上部を通る架空地線の分岐側にも注目して頂くと、1連の耐張碍子が取り付けられており分岐がされています。
又、高圧線の分岐側の耐張碍子のクランプカバーの組み合わせが変わっています。
真ん中の耐張碍子の引き留めクランプカバーは美化を考慮した新しいタイプのカバーになっており、あまり目立たないグレーのタイプです。現在ではまだまだ黒のカバーも見かけますが、今後このタイプも徐々に増えていくと思われます。
こちらは珍しそう・・・高圧線を支持する中実碍子の並び方が凄いです。
腕金の固定の仕方を眺めていて思ったのですが、本来は2:1の碍子の配列のタイプのものかと思われます。でも高圧線の配置は3:0になっています。w 今度は普通のタイプで!!
こちらもやはり2つのハンガーを使って変圧器を固定しています。又、箱型のタイプの高圧カットアウトが変圧器の方を向いているのが良い感じです。w
かつては70年代で東京電力の電柱でもこのようにハンガーを使って変圧器を取り付けているタイプの電柱があったようですが、今となっては全然見つけることはできません。 こちらの電柱は高圧線を立ち上げているようで開閉器が2台取り付けられています。
東京電力管内の電柱で2台開閉器が取り付けられているタイプは、珍しいタイプの分類に入りますが、中部電力管内の電柱では、これは当たり前のように見ることができます。w
又、写真中央に写る3本の高圧線の内、一番左と一番右側に黒の物体が取り付けられているのがわかると思います。これは過電流表示器と言われるもののようで、異常電流が流れると赤く光って異常を教えてくれるパーツのようです。
下記ページにてそのパーツのことに関して書かれています。

別のところでは、似たようなタイプの電柱を発見!
今度は2つともスケルトンタイプの開閉器付きです!
やっぱり格好が違いますね~
2つのスケルトンタイプの開閉器のすぐ下にあるケーブル終端接続部がまるで長い手のように見えます。w 最上部の架空地線のGWキャップもスケルトンタイプです。
4つの腕をキャップにしたような形をしています。
こちらはダブルの変圧器を中腹部に取り付けて高圧線を引き留めています。
又、高圧線を引き留めている耐張碍子の先端にある引き留めクランプカバーは、ここでは新しいタイプになっていてグレーです。
変圧器のすぐ上にある箱型タイプの高圧カットアウトもまた良い感じです。
こちらは本線側に長いタイプの腕金を使っています。
スケルトンタイプの開閉器はよく見てみると長いサイズの腕金に取り付けられているのではなく別の腕金によって支持されています。
そして、分岐側の高圧線の腕金は新しいものになっていて、サイズはかなり短そうです。
その腕金の取り付け方もまた異なりますね~ 中部電力の電柱のD型腕金はこんな感じの構造なんですね。
こちらもまた東京電力のタイプとは若干構造が異なります。中実碍子を取り付けている腕金にある程度の傾斜があるからです。
前には2つ変圧器があり、取り付け方も少し変わっています。
後ろ側にはスケルトンタイプの開閉器も背負っていますねw 高圧引込み線を分岐をしているタイプの電柱です。
東電管内ではまず、開閉器を取り付けながら高圧引込み線を分岐しているタイプは見ないです。 本線側の耐張碍子の配列も均等ではなく、アームタイがある為、真ん中の耐張碍子が少し左に寄って取り付けられています。
反対側から見るとこんな感じ 中部電力の電柱でも長い腕金を使っている電柱があるようです。 変圧器への引き下げ線が結構張ってます。 こちらは縦型に並んでいる高圧線を分岐しています。
分岐側の耐張碍子の先端に取り付けられている引き留めクランプカバーは、やはり美化を考慮した綺麗なグレーのお気に入りのタイプになっています。このグレーのカバーは雪国に合う感じがします。
ところで新しいタイプでの長いサイズの腕金はこんな感じの筒型になっています。
腕金が伸びると架空地線も伸ばさなくてはならないので、GWキャップは筒型の金具と一体型になっていて、高圧線側へと伸びています。
中部電力の電柱を少しだけ その2へ!
中部電力の電柱を通りすがり時に(2007年編)