2022年8月11日

2997.1980年代に東京23区に過去に多かった、単一のトンボ腕金のみで変圧器への高圧引き下げ線を固定したもの

 


これまた23区に限って、過去に多かったものである。




見た感じ、1980年代に多かったように思える。

(ハンガー装柱の次世代版という感じじゃな。)

なぜならうちの近所の道路沿いで、1980年代に開通した道路があったんだが、その道路沿いでは、正に今回記事にした種類が多くいたからだ。ww(いや、本当に!)



↑特徴は、単一のトンボ腕金を使用して、変圧器への高圧引き下げ線を固定したことであった。

なお、この手のものについては、変台については腕金仕様ではなく、丸型変台仕様が多かった。



ここでは同様の構成が、とぎれとぎれで2本並んでおった。





もう2本目の方は!



容量が少しありげのため、放熱板ありバージョンの変圧器だった。


2996.丸型変台に変圧器を設置したものだが、トンボ腕金を使わずに高圧カットアウトを支持・単相変圧器1台バージョン!!





今度は単相変圧器1台バージョンを発見!


2995.活線区間から伸びる練習用の配電線

 


実際には繋がってはいないが、ここでは活線である、実物の配電線より伸びる配電工事の練習用の配電線を発見!


奥の2本がそれだ。

実際の活線である区間は、繋げない状態である練習用もまた珍しい!


配電工事練習用の2本中1本目については、練習用のため変圧器はなしで、2つの高圧カットアウトが確認できた。




↑一見は繋がっているかのように見えるが、実際は繋がっていない。


ジャンパー線は活線の両引き留め装柱からは引き出されていない。


1本目は種類的にいえば、基本形であった。

最近の設備では、変圧器への高圧引き下げ線については、トンボ腕金ではめっきり支持されなくなったが、練習用ではまだそれが残っていた。

しかし、下の方については、確実にトンボ腕金はなしで、近代設備の影響を受けていた。w






2994.Dと水平腕金が合体したD水平アーム(クランプがいし大きく突き出しバージョン) その3

 

その2に続き


ここでも開閉器を取り付けながらの発見となった。






唯、柱には、連絡ケーブルの立ち上がりを示すプレートを発見したが、特にこちらの開閉器については、常時開放(常時スイッチオフ)という連絡用の開閉器ではなさそうだった。







開閉器の引き紐はオンを示す赤い方が下がっていた。

(開閉器は普通、背後から見て右側の引き紐を引くと入、左側を引くと切となる。)

何か別の意味合いだろうか

鉄道の高架を超えるため、向かいの道路から立ち上がっている高圧とみて、よさそうか?


2993.Uターンしながら高圧引き込み線を振り分け

 


ここでは珍しく



Uターンしながら高圧引き込み線を振り分けていた。

振り分け後の高圧引き込み線には、ラインスペーサーが取り付けられており



その引き込み側もまた珍しく、建物にDアームを直接取り付けての構成となっていた。

なお、そのDアームについては、通常とは違い、水平での取り付けとなっているため、高圧引き込み線については水平配列で受け止められていた。

スーパーマーケットでそのような手法を見たのは、今回が初かな。

郊外では見た例があったか・・・確かそれは終端箱付きだったな。





それから支線の引き留めには、高圧耐張がいしを使用

Uターンするため、抱腕金となった箇所には2つずつ10号中実がいしが取り付けられていた。