2018年5月20日

1310.Fアームを使った分岐でワイヤーを使う!




これもある意味珍しい。(Fアーム自体は珍しくない)


Fアームを使った場合の1回線分岐となっているが

その後ろには珍しく、ワイヤーによる固定が!
このような固定方法は初見です。w



さて、この後は、軽井沢へ寄り道することになったので、関越道を沼田インターから乗って、上信越道へ向かいます。

↑インターへ向かう途中に見えたこれについては


前にも数度見たことあるから、題名付き投稿はしないでおくw
でも限流ホーンがあるのは初見だ。








高速道路走行中も多数の送電線が目に入る。
(運転中は見ないでね)


この辺の送電線もなんとなく見ただけで、どういった電線路名か述べることもできる。ww
これは2017年の11月に巡った上毛幹線だ。w

こちらは、田代幹線のように、腕金に傾斜があるのが特徴である。
唯、こちらは耐張鉄塔を除く他は、最上部の腕金については、傾斜付きから普通の水平式に取り換えたようである。







一方こちらは建て替え済みのものだが、上毛幹線であるのがわかる。w
この区間の上毛幹線については、下の66kVぐらいの2回線送電線が増強されたため、建て替えられたのかと思われる。





これは国鉄信濃川線か

旧車のおまけ

以下は途中にある赤城高原サービスエリアで発見!





車を止めようとした時、丁度隣に、懐かしのいすゞの117クーペ



実は私は電柱以外にも、こうした昭和の旧車にも興味ある。w

私は中でも今となってはかなりマニアックなレア車といえよう、日野コンテッサが好きである。





なお、日野コンテッサのセダンについては



横横道路で偶然目にしたことがある。
(言うまでもないが、いすゞも日野自動車も、今ではセダンやクーペは製造されていない。)

1309.群馬でよく見かける金具!

というのはこれである!



群馬には、Dアームを使わない縦型装柱がよくあるのだけれども、その中でよくこういった特殊な金具も見かける。

走行中も早業の撮影w

なお、この金具は群馬以外の静岡の沼津などでも確認済みだ。




おっと!ここでは動力用腕金に取り付けられている低圧ピンがいしの取り付け方にも注目だ!
支柱をぎりぎり避けた場所にあるのが見て取れる。


1308.大型角張D+小型D!

この日は歴史的送電線!片品川線という送電線を巡っていた。
(具体的には、片品川線の山越え箇所で特別に猪苗代旧幹線設計の鉄塔が採用されている箇所の撮影である。)

今回掲載の配電柱は、その撮影を終えて、片品川線の起点である上久屋発電所へ向かう途中、道中で発見↓




本線に大型の角ばったDアームを使う強者である。w



しかし、後ろ側については、おとなしそうに小型のDアームです。w



おまけ

この日に巡った片品川線である。


まずは、険しい山後箇所で、大正4年(1915年)の建設当初から特別に、アメリカ製のカーネギスチールを使用した猪苗代旧幹線設計の鉄塔が採用された箇所から撮影した。

恐らくここは、日本で2番目に古い鉄塔かと思われる。
(※日本で一番古い鉄塔はやはり、大元の猪苗代旧幹線(日本初の115kV(115,000V))であろう。あの鉄塔の部材はアメリカン・ブリッジ製の鋼材が使われているという情報もあるが、私はこの目で、歴史的アメリカ産のカーネギースチール製の部材も猪苗代旧幹線の鉄塔の部材として、使われているのを確認している。なお、昭和50年頃には、もっとそれよりも古い鉄塔があった。それが塔ノ沢線だ。)

そして、最後は一気に!その片品川線の起点である上久屋発電所にも行ってみたが、この辺の片品川線は今は綺麗さっぱり建て替えられていた。↓

古いからこそ!現代の鉄塔にはない魅力があるのだが、残念
片品川線の起点もこの通り巡ってみたが、こちらは既に現代風のスリム鉄塔に建て替えられていた。


片品川線の起点である上久屋発電所
なお、大正4年建設当初の片品川線の電線路名は岩室線というもので、かつては、岩室発電所からそのまま送電線が東京都足立区にある花畑変電所の方まで続いていたようである。
最後は千葉の市川方面まで!
(↑JR総武線が江戸川区を横断する撤去のわきには丁度、背の高い古そうな花総線という紅白鉄塔があるかと思うが、あれがそうだ。)



さて、この日の撮影はこれだけでは終わらなかった。

帰りは軽井沢へも寄り道することになった!

その道中も他にもいろいろな電柱を目にした。

次記事へ続く。

2018年5月5日

臨時投稿:旧式パラダイス

ここでは、神奈川県横浜市緑区の竹山団地で撮ってきた鳥居型などの旧式を臨時投稿として投稿!

昭和の団地にはやはり、どこも旧式の鳥居型が目立ちます。

こちらもその1例!



早速団地の配電線を巡ってみれば!



いました!架空地線の支持に鳥居型を使うやつが!w
しかもこちらは、珍しく架空地線が残っています!




まぁしかし、真新しい部分が1つありますけど・・・
というのは、トランス!
ここだけ土台不要の近代仕様です。




ここでも続々と鳥居型を発見!

しかもこちらは、高圧がいしと腕金を2つずつ取り付けた抱腕金だ!



抱腕金仕様による鳥居型も最近ではそう簡単には見かけなくなりました。

なお、ここではその同様仕様のものを2本連続で発見!





反対側はこんな感じでw

本線は大容量の太いアルミ線を使ってますが、分岐先は古そうに銅線を使ってます。

奥にあった、恐らくこの辺の配電線の入り口であろう。



開閉器装柱もやはり鳥居型付きで古かったです。
しかも両サイドに避雷器付き!
(昭和の頃は、架空地線と避雷器の併用で雷害対策を行っていたが、近年、東京電力管内では、こうした配電用避雷器の廃止も相次いでいます。)


さて、他でも抱腕金仕様となった鳥居型が見られました。



しかもこちらは!分岐もトランスも乗っている極めて珍しい例だ。w





さらに!



他ではこうした、中央のみ引き留めといった旧式も発見!



これも今では大分減りました。w



まぁ、今ではこうした三相交流の配電線から単相交流の配電線に切り替える場合は、必ず耐張がいしによる両引き留めとなることが多いですが



がいしを少しけちっていた高圧ピンがいし時代の昔は、こうすることで多少の節約ができたわけですね
(例:両サイドは安上りの2000円ほどの高圧ピンがいしを2つ使い引き通し。中央は高圧ピンがいしより少し高額となった1個約2000円ほどする高圧耐張がいしを2つずつ取り付けていた。しかし現在は、高圧耐張がいしよりも高額なクランプがいしが登場したため、こうしたものは見られなくなった。)



さて、奥にはこうしたタイプも発見!

団地へ向かう配電線からして、既にここも古い感じ。
銅線で向かいは



団地用に大型のトランスを1台乗せています。
しかもその乗せ方も大容量トランスだからこそ見られる構成!
というのは、高圧カットアウトよりも下にトランスを配置したこうしたものを示す。


トランスは単相3線式用の大容量仕様のようでした。

架空地線の引き留めと高圧用腕金については、一度更新したような形跡が見られますが、構成は古い感じです。


奥の方でも同様のものを発見!


しかしこちらは少し欲張りです。w
分岐先にまで1台の電灯用トランスを取り付けています。
まぁ、こっちのトランスは2003年頃から登場した近代仕様なので、土台はないものとなりますけど

高圧線が古いですね!
こちらも本線からして銅線!



こちらも団地の電源用に大きな電灯用トランスを乗せています。
こうしたトランスも最近では見かけなくなりました。
何でも今は、土台不要のトランスが相当数増えています。



こちらも分岐は古い感じです!
しかしこちらは、結構な角度を振っているというのに、がいしと腕金を2つずつ取り付けた抱腕金でないのが不思議
(近年は高圧ピンがいしは全く使わず、それよりもずっと高性能となったクランプがいしの使用が多いので、その必要性はなくなったのでしょう。高圧ピンがいし時代は、がいしと電線をただ単にバインド線で固定しているだけであったが、クランプがいしの場合は、電線支持点の絶縁電線の被覆部をちゃんと剥いで、放電クランプで噛ませてある。)