2022年1月9日

おまけ投稿:やや古めの構内線

 



最近では、Dアームや離隔腕金の登場で、ほぼ同じ構成として並んだ配電柱は、そう簡単に見かけなくなったような気がする。

でもこちらは、特段レアものがあるというわけではないから、おまけとして掲載しておこう。

電力会社が管轄しない、工場の構内用の配電線であるが、とりあえず昔の規定通りでみてゆくと、こっちが終端じゃないかな。


引き留めの高圧耐張がいしは1個ずつであり、昔の3300V設備を思わせた。



ここでは耐塩高圧ピンがいしを使用した構内線が並んでいた。

いや、奥の方では普通の高圧ピンがいしの引き通しもあった。





ケーブルヘッドは雨覆い付きが基本





同じような構成が続く。

こちらは上部は両引き留めで、下段は引き通し

高圧用腕金はいずれとも短い腕金が目立った。











奥の方のピンがいしの引き通しの方は、腕金に傾きが

ケーブルヘッドについては、こちらの方は近代仕様でがっちりしているから、やはりこちら側が起点か


2648.上部開閉器交差、下段はアーム

 

下部開閉器交差に次ぎ、上部開閉器交差というのも、特に例外がない限りは見かけることはほとんどない。

見た感じそれは、周囲に開閉器装柱が集中しており、やむなく交差点に取り付けた、という感じで発見できる例が多い。

交差点での開閉器の施設を嫌うのは、引き紐が絡んでいる感じだろうか








過去に茨城の内原駅付近では、腕金中央固定による上部開閉器交差を確認しているが、今回は、上部は中央固定で下段はFアームといった構成での発見となった。


なお、開閉器を通るリード線は、片方はケーブルヘッドと繋がっており、どうやら配電幹線の立ち上がりか、それとも他の高圧配電線との連絡線を張っているように思えた。



↑先ほどのやり出し装柱にある開閉器のスイッチは、見た感じハンドルは開閉器を背面から見て、左側の切が下がっていて、常時開放の切だから、上部開閉器交差の開閉器の用途は、配電用変電所からの配電幹線の立ち上がりかな




ちなみにその構成で上部開閉器交差を確認できたのは、今回が初かと


2647.上部を腕金で継ぎ足して高さを上げたもの

鉄筋コンクリート柱の上部に継ぎ足されることが多いのは、筒形のパンザーマストであるが、時にはその代用として、腕金を使用して電柱の高さを上げることがある。


木の電柱時代・元の時代を辿れば、恐らく腕木を使って、鳥居に組んで高さを上げていたこともあったと思われる。



木ではないが、ここでは珍しく!


上部の高さを腕金によって継ぎ足したものを発見!

種類としては、架空地線はなしで、全ての高圧配電線を片側へ寄せたやり出し装柱となっていた。


ちなみにこれとは別ものだが、マツコの知らない世界では、上半身ミイラ電柱ということで紹介した覚えがある。w

あれは確か架空地線があったと思う。

大分前に神奈川の新百合ヶ丘の方で撮ったやつだったなぁ。随分前のことだ。


反対側もちゃんと撮ってきましたともw





なお!


年式については、1981年5月(建柱)であるのを確認!

でしょうな!

まだこの時代なら、腕金による継ぎ足しもあったかもしれん。

2646.めっちゃの背の高い電柱と・・・

 




ここで






伊豆箱根鉄道の三島広小路駅付近に到着!



ここで撮りたかったのはこれだ!



まずはパンザーマストを継ぎ足したものでめっちゃ背の高くなったものから!

写真左側がそれだ。


なぜ背が高いのかはよくわからず。w




それから奥には、上部をパンザーマストならぬ腕金で継ぎ足したものもある。

次の投稿ではそれを見てゆく。

2645.上部基本形で下部開閉器交差

 


東京電力管内では、高圧配電線の交差点に開閉器施設した例は、ほとんど見かけない。



ところがここでは珍しく!


基本形の下部で交差する形で開閉器装柱となっていた。








ちなみにここは反対側に関しては、単相交流2線式の高圧配電線となっていた!!