さぁー今回は、SNSに投稿されてて、ずっと探し求めていた、極めて珍しい構成の撮影だ!
(手がかりは、丁度切れ端に写っていたJRの古い送電塔だった。)
場所は湯河原だった。
ちなみにこの先の山道を上がっていくと、湯河原パークウェイへ抜けられ、その道路沿いでは、耐塩皿がいし引き通しの廃線も見ることができる。w 唯そこは、徒歩での撮影は無理である。 |
探し求めていたものはこれだ!
その前に!
ここは高圧の配置も珍しかった。まず右手前であるが
↑高圧配電線の配列は珍しく、上下で揃えられてはおらず、上段は普通の基本形となっているが、下段は腕金を中央に固定した引き通しとなっている。
下段が中央固定なのは、高圧引き込み線を分岐していることが絡んでいる感じだろうか
なお、その高圧引き込み線の分岐先も珍しく、Dアームが建物で固定されていた。
ここは珍しいもの尽くしである。w
その次は、上段は腕金片寄せ固定のやり出しの両引き留めとなっているが、下段は基本形の引き通しだった。
今回最大の目的!
正真正銘の激レア構成だ!w
ここでは珍しく、離隔腕金とFアームの両方の構成が並んでおり、マンションの目の前では、高圧をできるだけそこから引き離すため、腕金を継ぎ足したものが続いていた!
なお、下段回線については、ここよりCVTケーブルとなる。
Fアームに継ぎ足されている腕金は、特大サイズの腕金 |
そこまで引き離しているのは、マンションで万が一、災害は発生した際、はしご車で救助しやすいようにしたのかと考えられるが、最上段回線については、普通に絶縁電線である。
普通ならば2回線ともCVTケーブルになると思われるが、ここでは最上段はそうなっていなかったので、激レア構成が続いたようだ。
それから、Fアームに普通サイズの腕金を継ぎ足すという光景は、探すと見かけるが、ここは普通サイズではなく、特大サイズを継ぎ足している!
さて、ここで年式を見てみよう。年式は2006年だった。
平成18年か
続いて2本目の拡大!
下段回線については、その先、最上段回線に離隔腕金を取り付けた箇所で普通の絶縁電線に戻っている。
それから手前側のFアームのある方では、CVTケーブル用の区分開閉器もある。
反対側はこんな感じで!
↑上部離隔腕金、下段基本形というこの絶妙な構成も、他では見慣れぬ構成だ。
ここではご覧の通り、激レア構成が連続していたのだった。w
人がいたら、ここまで撮れないよw
おまけ
さて、今回の撮影で手がかりとなったJRの送電線もまた古そうだった。
架空地線支持の三角帽子のない送電塔は、どれも古い。
こちらも見た感じ昭和20年代か昭和30年代頃ではないだろうか