2018年5月4日

1306.隣接配電柱より、高圧引き込み線・回り込みのごとし!!

ご覧の通り


ここでは、コンビニやファミレス、薬局などの高圧契約の需要家が連続しているため、高圧引き込み線を分岐するものが続いているわけですが
(今では区分開閉器を使わない高圧引き込み線分岐方式が登場しているので、恐らくこういうことはせず、メッセンジャワイヤーを張って空中分岐方式で高圧引き込み線の分岐を行うことでしょう。)

この先では


ケーブルヘッドを取り付けた区分開閉器装柱がおり、そこでは下段回線より高圧引き込み線を分岐できそうにはないので、隣接配電柱より高圧引き込み線を分岐せざるを得なくなったのか

この次が特殊な格好で!


わざわざ長い高圧引き込み線を張り、回り込み方式で高圧引き込み線を分岐していました。
比較的最近の設備だが、意外にも避雷器がびっしり!
で、その回り込みの高圧引き込み線を分岐しているやつですが

↑ここではそれが新種で珍しそうな構成に見えたんでアップです。w

構成は大胆で、回り込みの高圧引き込み線を支持しているD型腕金は、大型サイズとなっていました。

他に離隔腕金を使う手もありますが、まぁ、大型のD型腕金では全ての電線を縦型配列のまま店の看板を避けるのに最適なので、ここでは大型のD型腕金を採用したのでしょう。


最後に反対側写真を!ww
(歩道が狭すぎて危ないので、広々とした少し離れた場所に移動開始w)






それにしても


どうみてもこの配電柱から高圧引き込み線を分岐した方がよさそうなのに、わざわざ隣接の配電柱から分岐してくるなんて・・・


↑すぐ近くまで高圧引き込み線が迫っているが、ここでは色々と干渉してしまうので分岐せず。
改めて不思議な感じに見えます。w
(まぁ、わけがありますから)


最後の最後に!
特殊構成の配電柱の横写真を!!

年式については、2012年の比較的最近の設備のようですが、限流ホーンをそばに備え取り付けたジャンパー線支持のクランプがいし類はありません。w

建柱年は2012年?11月の模様です。
(この頃はまだ限流ホーンが登場したての頃だから、なかったわけかw)

1305.ダブルーFアーム(木柱電柱写真のおまけ付き!)

今では平成初期頃に流行っていたFアームも少しずつ数を減らしているので、こういったものも今後は多少のレアものになりそうです。



それは何かといえば、高圧配電線の交差分岐用に2つものFアームを取り付けたこれである!
題してダブルFアームである!w


今じゃ大分見ることは減った。


おまけ






周囲には、住宅街といえども結構木柱が残っており、驚きました。



その一方!


中にはこんな強者もww



今時、高圧用腕金を抱腕金にしたもの(この場合、高圧がいしも2つずつ配置)で木柱なんていう光景見かけなくなりました

これについては、現代では、耐張がいしの装柱に取り換えられている光景を見るのがほとんどです。w


なお、年式は不明w
電柱番号札が打ち替えられています。
まぁ、推測としては、アームタイがアングルなので、1970年頃の設備であろうかと思う。




↑他にはこんなのもいますよw
こちらも堂々!支持物が木柱だし、しかもこれは種類的には、抱腕金以上に希少ww





この辺の撮影地は、伊豆箱根鉄道大雄山線の和田川原駅付近となりました。

1304.上下で違った高圧がいし



変圧器への引き下げ線支持のがいしについてですが



ここでは珍しく、耐塩ピンがいしと普通の高圧ピンがいしが混ざっていました。



1303.これぞ変わった格好!?w頭上大型D型腕金引き留めで、その下段は三相交流から単相交流の切り替えのごとし!


大型のD型腕金を使った上部引き留めもそう簡単には見かけない気がします。
ここでは上部に大型サイズのD型腕金を使い、その下段はやり出しで両引き留めとし、左側では単相交流の配電線になっているのが見て取れます。

(なお、こういった電源側、負荷側を意図した高圧用腕金の取り付け手法(頭上引き留め側が電源側の電線路となる、)は、昭和の頃に流行っていました。写真のものは近代的設備となりますが、高圧用腕金の取り付け方については、こちらも電源側、負荷側を意図した作りとなっていました。詳しくはこちらを参照下さい!



反対側はこんな感じで!



将来、配電柱の裏に家ができた時のことを考えて、そうしたのだろうか?

1302.離隔でスペーサー付き配電線の分岐


本線に離隔腕金を使ったもので、分岐先の配電線にラインスペーサーを取り付けながらの分岐って

あまり見かけないような気が・・・


それもここは、スペーサーは単相交流で2本しか支持していません。


ところで、分岐先の高圧用腕金は離隔腕金のD部分についているようでした。