2015年9月22日

854.Fアームもどき! その1

前記事の配電線と同じ道沿いになります。(先程の配電柱の次のものになります。)


こちら、東電管内でいえば、Fアームに大きく似たタイプになるが、そちらのように専用のものはなく、中電管内は腕金を組み合わせて作った手作り仕様が多いです。


それで開閉器付きになりますが


何だかアースのようなものが確認できます!
黄色いものがそうです。
よく確認してみると、開閉器のスイッチは赤い紐が上に上がっており、切られていることがわかりました。
上部を確認してみると、送電線があることに気が付きましたし、絶縁電線といえども、万が一のことを考え、停止させている配電線路に誘導障害で電気が流れないよう、アースを取り付けているのかと思われます。
配電線は絶縁電線ですから、被覆を破った箇所に接地を取らなくては意味がありません。
そのため、グレーのカバーを少し開放し、その付近で絶縁被膜を破って接地を取っているようです。(残念ながら横からの写真がありません!結構レアな光景であったことに、今頃気が付きました。)

黄色のプロペラは鳥が近づかないようにするためのものになります。
開閉器装柱は鳥の巣が作られる事例が多いことから、取り付けているのかと思います。

853.1つだけ耐塩皿なし!

ここからは車を降りての撮影に入ります。


がいしの配列2:1のタイプになるが、よく見てみますと!がいしが1つ多いです!

それには理由がありました。
左側の家が真新しいので、この家を建てる際に離隔距離が必要になったため、がいしを1つ追加し、配電線の配列も少しずらした可能性が高いです。


応急措置で追加された真新しい中実がいしには、耐雷ホーンや中実がいし用耐塩皿はありません!
配電線はしばらくしたら、元の定位置に戻ると思います。


東電管内の場合はこうするよりも、防護管を取り付けて対策を取ることが多いです。
もしくは離隔アームやD型腕金にして離隔距離を確保するなど

852.円Cと角Cの組み合わせ!


角Cと丸みを帯びた円Cとの組み合わせは珍しいと思ったため掲載!


ここでは、そんなタイプが数本続いていました。
これで、前受けハンガ―だったりすると益々不思議な感じがしちゃいます。


次も同じ構成ですが、がいしの取り付け方が種類が異なります。


上段は縦向きにはせず、そのままの向きで!
下段は最近、町中で静岡県西部で増えつつある、茶がいしを使っています!


次はなんと!


腕金を使って上下を固定しているものがありました。
分岐をしているから多少の補強したのかもしれません。
がいしは元の種類になり、上段は縦付けになっています。

851.トランスがない!


2台変圧器を備え付けることができるハンガー装柱であるが


よく見てみると、片方にトランスがない!

850.下段は別で取り付け!


中電管内ではこういった開閉器2台装柱は当たり前にあるのだが、結構細かいところにまで目配りがされている中電管内で気になったのはこれだ!


スケルトンの気中開閉器についてだが、上段は高圧用腕金に直付けとなっているのだが、下段の気中開閉器は腕金に直付けにはなっておらず、耐張がいしの配列も後ろ側は異なっている。