2015年5月17日

822.枠の外に!!

D型腕金の枠の外に開閉器を取り付けたレアなタイプは以前も埼玉で発見したものを掲載した覚えがあったが、こちらもまた、ほぼ90°方向を変えながらそれを取り付けており、珍しそうに見えたから掲載することにする。


以前、埼玉で見かけたものもそうであったが、こちらも高圧引き込み線を分岐する区分開閉器になるようだ。



開閉器を地上から操作するようにする装置がD型腕金の下枠と干渉するからこのような取り付け方になってしまったのかと思われる。
それにしても、急角度を振りながら開閉器をD型腕金の外に取り付けるとは
強度は大丈夫か?

おまけ


後ろにある鉄塔は


三菱北加瀬線9号です。
設計自体は66kVになると思うだが、がいしの個数から電圧は22kVぐらいなような感じがします。

それから


付近にはこんなレアなものもありました。
とはいえ、肝心なものが既に使われていないからレアとは言えなくなってきている。
アルミ線に交換した際に耐塩皿がいしの役目は終わってしまったようだ。


古いものなのでこちらについては、HPの年代物ページに掲載することにします。


821.まだ使う予定?

神奈川県川崎市中原区にある木月住宅にて


銅線仕様のカバーごと耐張がいしが未撤去状態になっているものを発見!


電線は柱の下の方にぐるぐる巻きになっているから、今後使う予定があり、あえて残しているのかもしれない。
撮影当時は気が付くことができなかったが、この写真の反対側、川を超えた箇所にまだ単相交流の配電線が残っていた。
2009年版ストリートビューを確認してみたところ、当時はその配電線に接続されている光景を見た。
現在はそちらの配電線は何処にも繋がっていない配電線なのに、低圧本線が出ている。
レアな光景であるから、機会があれば、再撮影に向かいたいところ。


それにしても、カバーごと、しかも電線が繋がった状態で残っているのは珍しい!
開閉器のスイッチは勿論切られている。

820.何故にその位置に!?!?

私のようにここまで送配電設備に興味がある方なら一度でも足を運んだことがあるであろう、横浜市内にある電気の史料館(今は閉館中)を一周したところ、こんな設備が見られたため、掲載することにした。



まぁ、このような縦付けの開閉器は、元々は都市型配電で使われるCVTケーブルの開閉器用、または稀にD型腕金などでも使われることが大半であるから(都内で言えば確か日暮里の方で見たような記憶がある。写真はない。)普通のこういった水平配列の配電線で使われることはかなり珍しい。

周囲を見回せは縦型配列の配電線が確認できたことから




元はといえば、当初はここも小型サイズのd型腕金を使った縦型配列にする予定だったのかもしれないが、交差側の配電線が水平になっているからか、それはやめたのだろう。
縦型配列から水平配列にチェンジできるよう、D型腕金と水平の腕金を取り付ければコストもかかるだろうし
まぁ、そういった設備は時々目にするがな


D型腕金ならD型腕金の枠の中にあの縦型の開閉器が取り付けられた光景なら見たことがある。
それを日暮里の方で見た記憶があるのだが、残念ながらその写真はない。今もあるのかな?


縦型でしかも背中にそれを取り付けるとは、結構変わった感じに見えてしまう。


まぁ、こうすることで、高圧引き込み線分岐側の高圧用腕金は1本にすることができたのだろうが、その代わりリード線が長くなっていると思う。


縦型の開閉器は、こうして拡大して見てみると一見はCVTケーブル用の開閉器のようにも見えてしまう。

2015年5月7日

819.支柱3本!!

たまに、カーブ地点や引き留め箇所で電柱に斜めに立て掛けられたような柱を見かける時があると思うが、それは支柱といわれるもので、支線程度では支えきれない場合に採用されることがある。

今回はその支柱の数が多かったものが見つかったため、掲載することにした。
(この写真は母が佐野市内のプレミアムアウトレットに行った際に撮影された写真となる。)


写真の通り開閉器付きで両サイドに支柱があるというのは結構珍しいと思う。
中々ない。右側の支柱はちょいとこちらに角度を振って備え付けられているのがわかる。
左側には下の方に小さな柱も備え付けられている。
多分、住宅展示場か何かがあるせいで、支線も容易に張ることはできない地域なのだろう。
よって支柱で張力対策を取ることになったものかと思われる。

それにしても、物件のベランダからこちらを覗いているリスちゃんも気になるところww
2013年からそのままのようだ。
どうやら、トヨタ社の木の家のようだ。
なるほど、木の家の意味合いとしてリスがいるわけかw


その他にも付近で撮られた写真があったため、こちらはおまけ編として掲載することに
↓こちらの柱は先ほどの3本の支柱がある区分開閉器装柱(高圧需要家との区分開閉のこと)の先にあるもののようだ。↓


プレミアムアウトレット周辺だから、なおさら、無電柱化される傾向にあるのは百も承知しているが、左側に1本だけあるのがわかる。


開閉器の形状から一瞬でわかる
これは高圧引き込み用のもの(PAS)だ。

2015年5月3日

818.支持位置がレア! その2

前記事No.815でその1を紹介しているが


今回はがいしの配列2:1でまたもやそういったものが発見できたため


その2として掲載する。


鳥居型となっているが、こちらも架空地線の支持位置が何時もとは違っている。
分岐していた頃の名残なのか、それとも元々、分岐する予定でいたのだろうか?