高圧を頭上引き留めしたものについては、架空地線の支持に鳥居型を使った例での発見が多いが、ここは違った。
ここでは珍しく、架空地線の支持は、鉄筋コンクリート柱の最上部に取り付けたバンドで支持されていた。
その構成によるもので、頭上引き留めは珍しい。
ここでは次の配電柱で高圧が終端となっているから、スパンが長い方に高圧用腕金を向けたようである。
ここで振り返るとこんな感じ。
こちら側も奥は引き留めだ。
こうしたことから、頭上引き留めは、電源側、負荷側を意図した分岐であることがおわかりいただけたかと思う。
下段の引き通し側については、両側ともに終端である。