2020年1月5日

臨時投稿:横浜火力南線と横浜火力北線


まずは横浜火力南線


こちらはいかにも昭和の送電塔という感がある!
架空地線支持の尖がり帽子がない。

なお、こちらの送電塔については、普通に送電塔の下に歩道が整備されており


珍しく、結界写真を普通に撮れるポイントがある。


こちらは7号で、年式については、やはりかなり古く、昭和32年(1957年)式であった。


さて、お次は横浜火力北線である。
横浜火力南線の方では、防錆塗装を施した綺麗な送電塔が目立ったが、こちらについては、長い間防錆塗装がされていないようで、塗装が剥げたものが目立つ。


なお、こちらの年式については、昭和37年(1962年)式だった。


送電塔の形については、横浜火力南線とは、大分違うのが見て取れる。


さて、取り付けられている懸垂がいしについてだが、これも当時物である可能性が高い!


なお、懸垂がいしの製造メーカーについては、大阪陶業・大陶碍子・大トーがいし(現:日本ネットワークサポート社)製で間違いなさそうだ。


おまけ

昔々のことじゃった、日本ネットワークサポート社さんのがいし製造工場も、「是非見学に来ないか?」と私宛にメッセージがあったが、結局行かずじまいで終わってしまった。



↑古道具店で偶然にも買った、大陶碍子製の254mm懸垂がいし



こちらは1961年製で、今見た横浜火力北線のものよりも1年古いぞ!



しかも状態は比較的綺麗!
まぁ、やや欠けはあるけどなぁ

1624.カーブを振りやすくするために、あえて傾く腕金?


ここでは、高圧配電線のカーブを振りやすくするためにそうしたのだろうが



新設されたばかりの設備にて、高圧用腕金をやや傾けたものが見つかった。







ちなみに旧式設備では、あえて、道でない方向に高圧用腕金を向かせて、カーブを振りやすくしたものがあったのはご存知かな

1623.Dアームで頭上引き留め

Dアームによる頭上引き留めもまた見かけぬ気がする。


こちらは坂道地点であるため、頭上引き留め側に小型サイズのDアームを使用したのかと思われる。

Dアームの種類については、一番小さい小型サイズとなっていた。

1622.頭上引き留め+Fアーム!だが、振り分け方に少し違和感あり



こちらは、上部が頭上引き留めでその下段がFアームとなっている装柱となるが、電線の振り分け方に少し違和感がある。



普通はFアーム側に張られている高圧配電線が左側へまっすぐ行くと思うが、ここではFアーム側で支持している高圧配電線を右側へ振り分けて、頭上引き留め側の高圧配電線を左側の道へまっすぐに進めていた。

坂道による高低差が絡むのかと思われる。
それから、電源側、負荷側を意識したか・・・




なお、こちらを向いて取り付けられている柱上トランスについては、相当古いようだった。緑文字である。
今ではもはや、生きた化石かと






さて、反対側はこんな感じだ!


変わった振り分け方だった。

1621.Fアームで外側分岐!



建物や木から電線類を引き離す時に使われるFアームによる1回線分岐は、正面に向かって高圧配電線を分岐するものを見かけるのが大半だが


こちらは珍しく、Fアームの外側で、1回線の分岐をしていた!