2015年5月7日

819.支柱3本!!

たまに、カーブ地点や引き留め箇所で電柱に斜めに立て掛けられたような柱を見かける時があると思うが、それは支柱といわれるもので、支線程度では支えきれない場合に採用されることがある。

今回はその支柱の数が多かったものが見つかったため、掲載することにした。
(この写真は母が佐野市内のプレミアムアウトレットに行った際に撮影された写真となる。)


写真の通り開閉器付きで両サイドに支柱があるというのは結構珍しいと思う。
中々ない。右側の支柱はちょいとこちらに角度を振って備え付けられているのがわかる。
左側には下の方に小さな柱も備え付けられている。
多分、住宅展示場か何かがあるせいで、支線も容易に張ることはできない地域なのだろう。
よって支柱で張力対策を取ることになったものかと思われる。

それにしても、物件のベランダからこちらを覗いているリスちゃんも気になるところww
2013年からそのままのようだ。
どうやら、トヨタ社の木の家のようだ。
なるほど、木の家の意味合いとしてリスがいるわけかw


その他にも付近で撮られた写真があったため、こちらはおまけ編として掲載することに
↓こちらの柱は先ほどの3本の支柱がある区分開閉器装柱(高圧需要家との区分開閉のこと)の先にあるもののようだ。↓


プレミアムアウトレット周辺だから、なおさら、無電柱化される傾向にあるのは百も承知しているが、左側に1本だけあるのがわかる。


開閉器の形状から一瞬でわかる
これは高圧引き込み用のもの(PAS)だ。

2015年5月3日

818.支持位置がレア! その2

前記事No.815でその1を紹介しているが


今回はがいしの配列2:1でまたもやそういったものが発見できたため


その2として掲載する。


鳥居型となっているが、こちらも架空地線の支持位置が何時もとは違っている。
分岐していた頃の名残なのか、それとも元々、分岐する予定でいたのだろうか?


817.高圧離隔装柱用腕金の初期型?

配電設備には何でも初期型が存在している。(例として、GWキャップ、D型腕金、低圧用腕金等々)
こちらのその一部だろうか


よくこういったものではよく、普通サイズよりも大きめのD型腕金に水平の腕金を追加したものを多く見かけるが、ここは違った!


ここでは普通サイズのD型腕金に水平の腕金が追加されているのがわかる!
分類的には結構レアだと思う。
そうだ、種類的には現在最も増えつつある、高圧離隔装柱用腕金に見せかけたものになる。
いわば、これはそれの初期型かと思われる。
高圧離隔装柱用腕金とはFアームの次世代版といった感じとなる。
(当ブログではこれまで、旧表記でそれを新タイプのFアーム、新型Fアーム等として表記していたが、正式名称を知ってからは、高圧離隔装柱用腕金と明記するようにしている。)


それよりも気になったのは補強の仕方だ!!


頑丈な作りとなっている。

普通サイズのD型腕金を使い離隔装柱用腕金に見せかけたものでは、アームタイだけでは物足りなかったのだろう。


ここは分岐側でも同様のものが確認できた。


反対側からも先ほどのものを撮影!
分岐で角度も少し振っているだろうから、補強も頑丈な作りにしたのだろう。


分岐側を遠めで撮影!


分岐側もやはり、最近でも急速に増えつつある離隔装柱用腕金に見せかけた作りとなっている。


2015年5月2日

816.単相交流でアークホーン付きクランプがいしが2連!

アークホーン付きクランプがいしでがいし2連タイプ自体、見ることが少ないが


こちらはその中でちょいとレアな分類に入ると思う。

なんと!ここではアークホーン付きクランプがいしでがいし2連!
しかも、単相交流2線式だから、益々不思議な感じがしてくる1本となっている
単相交流版はホント、数少ない。

おまけ!


お隣の市道には


普通のがいし2連もあった。
がいしどうしとの間隔は一番拾いタイプのもので、クランプがいしの配列3:0のタイプだ。


815.支持位置がレア! その1

古い鳥居型を使って高圧クランプがいし3:0の引き通しのタイプとなっているが


以前は右方向へ架空地線ごと高圧配電線の分岐が行われていたからだろうか


今もその名残として


架空地線が鳥居型の天辺ではなく、ちょっと下がった位置で支持されているのがわかる。
分岐の架空地線は鳥居型天辺の右端にあったものかと推測される。
引き通しでこういったものは使うことはほとんどないので(あったとしても架空地線の両引き留め箇所だ)以前は分岐をしていたものかと思われる。


といっても、他には全くそのような面影が確認できないから、そうであったとは断定はできない。


高圧用腕金は比較的綺麗で1980年代頃に一度更新されたと思われるが、それを支えているアームタイの錆の色は凄い!これについては、建柱当時物かもしれない。

鳥居型とアームタイから出ている接地線も古く青色となっている。
これは、木製電柱でよく確認する接地線の色である。コン柱で見たのは今回が初だ。