2022年6月11日

おまけ投稿:短い架空地線キャップでワンスパンに張られる架空地線

 



ここは、高圧配電線の分岐先はマンションの引き込み線でCVTケーブルとなっているから、特にそこには架空地線は張る必要性はないかと思うが、ここはそれが張られていた。



しかも架空地線キャップは、見られる地域限定仕様!



短いものである。

この架空地線キャップについては、東京都大田区の東雪谷、それから世田谷の北烏山、それからこれはまた種類が若干異なるが、神奈川の中央林間の方でも過去に見た例あり。



分岐先はCVTケーブルだが、引き込み線を引き下げた箇所にも短い架空地線キャップあり。



分岐先の反対側はこんな感じ!

この短さは、最初は目を疑う程にw


どう見ても!違和感ある長さだ。

こんなに短くて、本当にそこに落雷できるように設計されているのか不思議だが

ここからの写真は、2020年12月4日撮影
場所は埼スタの南側付近。




↑最近の配電設備でも、それほど短いものが登場しているから、効果があるのかと思われた。

なお、最近ではよりコスト削減が進んでおり、ついにはアームタイをその代用として使うようにもなっている。


ってことで!




↑近代仕様もまたその短い架空地線キャップ同様、短いのである。w

それにしても、まさかアームタイをその代用にするとはなぁ


2936.Fアームに、現状は使われていない3つの耐塩皿がいし

 


以前は普通にここは両引き留め装柱で、3つの耐塩皿がいしはジャンパー線の支持用として使われていたことであろうが、途中で他の高圧配電線と連絡する形となったため(連絡用の開閉器を取り付けた装柱へ変更されたため)、それらは使われずに残ったようだ。




開閉器は手動式で、引き紐については、白の切の方が引き下がっている。
つまり通常の開閉器は、他の高圧配電線と連絡する形でスイッチが挟んである連絡用だ。


なお、耐塩皿がいしが取り外せない理由については、一目瞭然!

高圧耐張がいしの支持している2枚ストラップと重ね付されてしまっているためである。




それにしても



2代目のFアームに耐塩皿がいしが付いているこの光景は、今回が初見だった。

耐塩皿がいしの種類については、耐塩高圧ピンがいしに耐塩皿を追加したものとなっていた。


中々ないぞ!w

できれば耐塩皿がいしは、使われていて欲しかったが・・・

2935.ラインスペーサーを取り付けた高圧配電線の分岐に、長さ900mmの動力用腕金を使用

 


これはこれでまた強者w


十字型のラインスペーサーの付いている分岐の腕金の長さについてであるが、どうやらここは、通常の長さでの取り付けとなってしまうと、本線側についている引き込み開閉器とが干渉してしまうため、ここでは珍しく、通常は低圧動力線の支持用として使われる長さ900mmの腕金を、分岐用として使用したようだ。


2934.Fアームだが、専用の腕金は使わず、通常の長さ1800mm腕金を直接取り付け



ここは本線側の高圧配電線をFアームに架けることを優先しているようで、下段のこちら側の高圧配電線については、Fアームで使われる専用の腕金は使用せず、通常の長さ1800mm腕金を、アームタイを取り付けて直接取り付けされていた。 



強度は大丈夫か?


2933.中央のみ引き留めならぬ不均等配列の引き通し

 


ここは以前は




高圧絶縁電線には古い銅線を使用しており、中央のみ両引き留めだったと思うが、絶縁電線をアルミ線へ交換後は、普通に3本全てが引き通しへ変更されていた。






ここでは

タコの遊び場とw