2022年4月3日

2775.川の横断区間で、特殊装柱

 


ここでは川の横断をする配電線で、珍しく254mm懸垂がいしを使用したものを発見!




奥に見えた片方の支持物はパンザーマストで!



手前側は普通の鉄筋コンクリート柱だったが



いずれとも高圧支持のアームに関しては、特大のものが使われており、そのアームもまた見慣れないものだった。

どうやら湾曲したアングルを、ひし型に組んで使用しているみたいだ。


また、懸垂がいしを使用する場合は、クランプも送電で使われるものを使用しなくてはならないから、他の電力会社では、クランプカバーもないものが多いが、東北電力管内では、一応その箇所でもカバーを取り付けているようだ。

そのカバーはやや大型。







しかしこれまた変わった形のアングルだ。






2774.均等配置の2:1



 東北電力管内の基本形は!高圧用腕金は中央に固定したタイプで、高圧配電線引き通しの中実ピンがいしは、不均等に2:1に配置する例が多いが!こちらは違った!!





高圧用腕金の取り付け位置を少しずらして、均等に2:1に配置されたものが確認された。




少なからずであるが、一応この手のものも基本形として採用しているようである。

いわばこれは、東電管内の基本形をアレンジされたようなものである。



おまけ



猪苗代旧幹線(山)が、大雪被った山を背景にまた見えた。


2773.東北電力管内に東電の配電線

 


ここは東北電力管内であるが、発電所の電源用として、一部構内線を張っているのだろう。

猪苗代第二発電所付近で、クランプがいしを使用した、東電の配電線が確認できた。




まず見えてきたのが、水管の隣に2本の両引き留め装柱だった。






なお、一部では、東北電力仕様の高圧耐張がいしも?

しかしジャンパー線支持については、中実ピンがいしではなく、10号中実がいしである。


こちらは東北電力管内であるから、それとの見分けを付けるためか、送電線で見られるプレートが固定されていた。




クランプがいしを使用したおなじみの設備は、こちらに!

高圧用腕金は中央固定での引き通しだった。



電線路名は見えないが、4号柱となる模様。





同様構成がもう1本あったが、こちらは高圧用腕金の固定にアームタイレスバンドを使用しているが、アームタイはありで、腕金は少し曲がってしまっているようだ。
クランプがいしも中央寄りは少し傾いている。



なお、この構内線は、そう長くは続かず、すぐ先で引き留めとなっていた。



終端では


ジャンパー線を支持する10号中実がいしと!








変圧器も東電仕様だが、変圧器への高圧引き下げ線支持には、東北電力仕様である中実ピンがいしを使用している。


おまけ投稿:猪苗代第二発電所と猪苗代旧幹線(山)

 


この日は東北新幹線を乗り継いで、郡山乗り換えでJR磐越西線に乗って






同発電所の最寄り駅である磐梯町駅で下車し!



同駅は無人駅
改札なし。




猪苗代第二発電所と、それより南側にある猪苗代旧幹線設計の旧鉄塔の撮影となった。










発電所全景



奥までずらりと立ち並ぶ、アメリカのCARNEGIE製鋼材を使用した、歴史的猪苗代旧幹線の送電塔!!






東京駅と同じ赤レンガを使用したんだとか?











送電塔の年式は、本線と同じ。




2022年3月27日

2772.鳥居型で架空地線引き通し

 



これは旧式でレアという分類だな。




架空地線の支持は鳥居型で、引き通し




下段の高圧配電線のクランプがいしで引き通しという構成は、ほとんどない。

分岐箇所ならありそうだが、ここはそうではなく、旧基本形による引き通しだった。

変圧器はダブトラw