2022年1月9日

2650.変台不要の新種で、電灯用変圧器と動力用変圧器の両方を取り付けたもの!

 


最近では、変圧器を設置するにあたっては、変台不要のものが普及しているから


昔はできなかったようなことも実現できるようになっている!

このアングルからですと、左側の縦長が動力用(三相3線式200V)、次いで右側が電灯用(単相3線式100V or 200V)


昔なら恐らくこれはトリプル変圧器(3台の変圧器を設置した意)になろうかと思うが、現在の動力用の変圧器は、2台を縦長に収納しているので、1台で済む。


低い配電柱では到底3台もの変圧器を設置することはできないから、こうした新種が大活躍w


でもほとんどこの例は見かけない。

(いやでも、最近流行りの分譲型太陽光発電所が大多数あるエリアなら見られそうか?)

ここは複数店舗が見られ、三相200Vの動力用の方は何か電熱器などで使っているのではなかろうか



容量はこの面から見ると!左側の電灯用が30kVAで、右側の動力用が50kVAだな。


2649.上部普通、下段長い。

 





低圧用腕金は、普段は高圧用として使用している特大サイズのDアームを使用。

分岐は離隔腕金で、上段回線より分岐しているということは、連絡線かな





反対側はこんな感じ。



ここで店の看板をぼかしてしまうと肝心な被写体が見えなくなってしまうから、いいやw


東海道新幹線に乗ると郊外では時々見かけるが、都内には秋葉に1店しかない。


おまけ投稿:やや古めの構内線

 



最近では、Dアームや離隔腕金の登場で、ほぼ同じ構成として並んだ配電柱は、そう簡単に見かけなくなったような気がする。

でもこちらは、特段レアものがあるというわけではないから、おまけとして掲載しておこう。

電力会社が管轄しない、工場の構内用の配電線であるが、とりあえず昔の規定通りでみてゆくと、こっちが終端じゃないかな。


引き留めの高圧耐張がいしは1個ずつであり、昔の3300V設備を思わせた。



ここでは耐塩高圧ピンがいしを使用した構内線が並んでいた。

いや、奥の方では普通の高圧ピンがいしの引き通しもあった。





ケーブルヘッドは雨覆い付きが基本





同じような構成が続く。

こちらは上部は両引き留めで、下段は引き通し

高圧用腕金はいずれとも短い腕金が目立った。











奥の方のピンがいしの引き通しの方は、腕金に傾きが

ケーブルヘッドについては、こちらの方は近代仕様でがっちりしているから、やはりこちら側が起点か


2648.上部開閉器交差、下段はアーム

 

下部開閉器交差に次ぎ、上部開閉器交差というのも、特に例外がない限りは見かけることはほとんどない。

見た感じそれは、周囲に開閉器装柱が集中しており、やむなく交差点に取り付けた、という感じで発見できる例が多い。

交差点での開閉器の施設を嫌うのは、引き紐が絡んでいる感じだろうか








過去に茨城の内原駅付近では、腕金中央固定による上部開閉器交差を確認しているが、今回は、上部は中央固定で下段はFアームといった構成での発見となった。


なお、開閉器を通るリード線は、片方はケーブルヘッドと繋がっており、どうやら配電幹線の立ち上がりか、それとも他の高圧配電線との連絡線を張っているように思えた。



↑先ほどのやり出し装柱にある開閉器のスイッチは、見た感じハンドルは開閉器を背面から見て、左側の切が下がっていて、常時開放の切だから、上部開閉器交差の開閉器の用途は、配電用変電所からの配電幹線の立ち上がりかな




ちなみにその構成で上部開閉器交差を確認できたのは、今回が初かと


2647.上部を腕金で継ぎ足して高さを上げたもの

鉄筋コンクリート柱の上部に継ぎ足されることが多いのは、筒形のパンザーマストであるが、時にはその代用として、腕金を使用して電柱の高さを上げることがある。


木の電柱時代・元の時代を辿れば、恐らく腕木を使って、鳥居に組んで高さを上げていたこともあったと思われる。



木ではないが、ここでは珍しく!


上部の高さを腕金によって継ぎ足したものを発見!

種類としては、架空地線はなしで、全ての高圧配電線を片側へ寄せたやり出し装柱となっていた。


ちなみにこれとは別ものだが、マツコの知らない世界では、上半身ミイラ電柱ということで紹介した覚えがある。w

あれは確か架空地線があったと思う。

大分前に神奈川の新百合ヶ丘の方で撮ったやつだったなぁ。随分前のことだ。


反対側もちゃんと撮ってきましたともw





なお!


年式については、1981年5月(建柱)であるのを確認!

でしょうな!

まだこの時代なら、腕金による継ぎ足しもあったかもしれん。