2021年9月23日

2284.高圧用腕金に直付けのトンボ腕金

 


この日はまだ暑い思い出が



石和温泉駅付近での撮影となった。

これはどこか配電幹線の立ち上がりか引き下げ地点だと思うが




ここでは高圧用腕金に直付けされたトンボ腕金を発見!



ケーブルヘッドを取り付ける腕金などに干渉してしまうため、通常の取り付けはできなかったようだ。






2021年9月22日

がいしコレクション:ボルト形状が変わっている高圧枝がいし

 


高圧枝がいしというのは、昔は変圧器への高圧引き下げ線の支持で使われていたものであって、ボルト形状については当時の主流だった腕木に取り付けるのが基本であったから、曲りねじ込み形状だったが!


今回の入手品は違う!

ボルト形状は曲がりねじ込み式ではなく、通常の腕金などに挿し込み式のボルトであるのだが、途中で大きく湾曲していた。

この手のものは、今回が初見だ。

製造年は1966年とあった。
昭和41年か、高度経済成長期の製造品か製造メーカーは、ちょっとわからないなぁ
この時代なら東電管内では既に普及は終わっていたことだろうと思う。
近代仕様として、途中でボルトを大きく曲げたものも普及させていた感じだろうか



2021年9月20日

2283.支柱のため、動力用腕金は少し幅広く

 












2282.見かけない変圧器

 



一見は何の変哲もない唯の基本形
しかし変圧器はよ~く見てみると・・・

この大きさだと、変圧器の容量は20kVAだと思うが!



20kVAで変圧器の周りにギザギザした放熱板がないのは、今回が初見かなぁ


2281.連絡線の施設ポインツにミニチュアケーブルヘッド!

まず、ケーブルヘッドというのは、配電用変電所から引き出された地中CVTケーブルを普通の高圧絶縁電線に変換する役割で使われるのが基本であるが、時には変圧器への高圧引き下げ線を、何らかの影響で通常通り引き下げない場合にも使用されることがある。

その場合は、通常の配電幹線で使われるような大型のものではなく、小型が使われる。


ここでは!


高圧用腕金にミニチュアサイズのケーブルヘッドを取り付けたものがそれぞれ見つかった。


ここでは2回線張ってあるうちの高圧配電線の上段回線より、変圧器への高圧引き下げ線を引き下げたいのだが、自動開閉器(常時開放)を通してある他の連絡線が少し邪魔をしており、通常通り、トンボ腕金を使用した引き下げができないため、ミニチュアケーブルヘッドを使用し、普通の高圧絶縁電線を一旦CVTケーブルに変換している。



なお、CVTケーブルになった高圧引き下げ線は、高圧カットアウトの目の前で再び通常の絶縁電線となり、変圧器へ接続される。



上段回線ずつ高圧引き下げ線を取り出しているのは、どちらかの連絡線が雷などで故障した際に、健全回線から電源を取れるようにしているためであろう。



ここで2回線中、上段回線より電灯用変圧器を通して取り出した低圧電灯線は!


↑こちらの先ほどの左側の向かいにある自動開閉器装柱へ向かっているのが見て取れた。