2021年3月14日

2086.中央の高圧耐張がいしは、架空地線キャップと重ね付け

 

一見は何の変哲もないごく普通の振り分け引き留め柱であるが

上段の方については、中央の高圧耐張がいしが珍しく、架空地線キャップの根本より少し上の方で固定されていた。


元々は鳥居型で架空地線を支持していた箇所で、その後に架空地線キャップとなってしまったから、中央の高圧耐張がいしは正しい付け所がなくなってしまい、架空地線キャップの根本より少し上の方で固定する感じになったのだろうか

いや、そんなはずはないと思うが・・・






2085.!?

 


ここは、以前は恐らくあのクランプがいしの方に水平配列の高圧配電線があったと思うが



マンションが建ったか何かで、途中から高圧配電線の配列を変えたのだろうか?

現在は、マンション側を向いてついている小型サイズのDアームに高圧配電線が通っているのが見える。


しかしここは、どこかから幹線を立ち上げているか、もしくは連絡用の高圧配電線があるのだろうか、自動式の区分開閉器については、引き続き元あった水平配列の方に取り付けることにしたようだ。

クランプがいしについては、別に取り外してもいいように思えるが・・・

疑問である。w

思い返せば、千葉の方でも前にこういうものを見たような記憶がある。



2084.架空地線キャップから支線下りる。

ここからは墨田区での撮影

場所は墨田区役所付近 



本線の架空地線については既に廃止となっているが、ここでは珍しく架空地線キャップから支線が下りたものを発見!

架空地線というのは、下を通る配電線を雷から守るために張られるためのものであるが、正直玉がいしごときで落雷被害を防げたのかどうかが疑問である。w

まぁでもそこは、支線は流れず接地線を通って地中へ放電されるかぁ・・・




なお、鉄筋コンクリート柱自体の年式については1962年(昭和37年)であった。

大体こういうものは、旧式じみたもので見かける。


反対側はこんな感じで!w

ちなみにだが、架空地線キャップより支線が下りたものに関しては、他にも練馬区でも見たことがあるが、そっちは撮影に至っていない。w
ここまで高いマンションがあると、直撃雷による被害は皆無に等しい。

だが、誘導雷はどうだろうか・・・


さらに横写真を!




2083.4連高圧耐張がいし!



 こちらは台東区!


ジャンパー線支持に6号中実がいしを使用した旧式であるが、右側については、2回線とも真ん中の一部の高圧耐張がいしは、珍しく4連結となっている!

そもそもここは、こんなマンションの多い都会の中、2回線の高圧を張ったもんが今時残っているというのが珍しかった。

銅線の使用がメインだった昔は、下町でも2回線の高圧を張るのは当たり前だったがのう。

大容量のアルミ線となった近代では、中々東京都心や下町では、2回線の高圧配電線は見かけない。w



反対側はこんな感じ。


そしてこれは、鉄筋コンクリート柱の製造銘板によるが、6号中実がいしの年式については、大体1972年頃と見てよさそうだ。

昭和47年か

6号中実がいしの年式については、昭和48年前後が多い。


2082.多方向分岐

 2021年3月14日、この日はまず南千住、その後は台東区と墨田区、最後は木場の方へ向かうスケジュールとなった。




ここでは本線にまず離隔腕金を使用、正面分岐は離隔腕金に付いた水平腕金より分岐



さらにその右側背後には、Dアームを使って、垂直分岐

いや、そこはラインスペーサーを取り付けたものであるから三角分岐ですな

そこから撮るとこんな感じ。




ちなみにこちらの1本については、東京メトロ日比谷線の高架部からもうかがうことができる。^^
TXからは見えないかなぁ