2021年2月22日

2048.連絡用開閉器のプレート その2


 柱上に連絡用の区分開閉器があることを示す古いプレート!

中部電力管内では、2回線の高圧を施設した箇所でも普通に開閉器2台装柱がある。腕金の向きについては、左右逆向きに配置する例が多い。同管内では、高圧耐張がいしを使用した両引き留めでは普通に鉄筋コンクリート柱を挟んで2:1に配置させたものがあるから、それがまた開閉器を2台取り付けるのにちょうどいいように思えた。



こでも発見!


今度はくっきりとまではいかないが、赤文字で常時開放の文字が見える状態のものが確認できた。


反対側はこんな感じ。



誰も出歩いていないから堂々の撮影が可能だった。w


2047.連絡用開閉器のプレート その1

 




この表記のあるプレートが残存しているのは東京電力管内のみと思っていたが!


一応こうして!中部電力管内にもあるようだ!

唯、随分前からあるようで、文字は大分かき消されたものとなっている。

(いずれとも近年では、この手のプレートは廃止傾向にある。東電管内でも今では連絡用開閉器の取り換え、もしくは新設を行った箇所でももうこのプレートはつけていない。)

ちなみに静岡では磐田の方にもあるようなのだが、そこはまだ行けてない!

(私が撮影に行くまで残しておいてくれw)



プレートは東電管内で確認できたものと比較するとやや大きめであり、下の方にはまた何か別の3つのプレートが上から入れられるようになっている。

2046.鳥の巣はこちらへどうぞ!

 


今回見つけたものは、正しくその手のものである。w


鳥の巣というのは、腕金が2本ずつ並んだ箇所や開閉器のある箇所にできやすい。

(名古屋にあるでんきの科学館では、実際のカラスの巣が開閉器装柱と共に展示されている。)


そのため、電力会社側がわざわざ鳥の巣作りスペースを設けることもある。

両側にある2つの平面のような土台のようなものがそれだ!

今回初めて見かけた。

巣台(正式名称不明)の拡大

でもなかなか鳥は、そこに巣を作ってくれないのだそうだ。

反対側はこんな感じ。



これに関してはあまり数もないことから、試験的な設備ともいえそうか?

2045.使い残し

 


こちらは


以前はそのまま両引き留め装柱で、ジャンパー線支持の耐塩皿がいし(東電で過去に使用されていたものとは種類が違う、10号中実がいしに中実がいし用耐塩皿を追加した近代仕様)も使われていたことだろうと思われるが、どうやら途中で区分開閉器を追加したようで、今は使われていない状態となっていた。

(開閉器の種類はガス開閉器であってる?)




下段では腕金を伸ばしてその先端に高圧引き込み用の区分開閉器を取り付けていた。


2044.鉄道の横断箇所でカバーなしで同時引き留め

 



中部電力管内の配電線では、隣接配電柱とのスパンが長くなる川や鉄道の横断箇所では、引き留めに特殊なクランプを使用しているから、その引き留め箇所には、クランプカバーがないこともある。

(高圧耐張がいしが登場した高度経済成長期は、元々その手のカバーはなかった。)


今回はそんな特殊引き留めを施した装柱で!


2回線を同時に引き留めたものを発見!

今回は、JR東海道線の線路を超える箇所での発見となった。

たまたま横断後で引き留めとなったので、珍しい構成となったようだ。

引き留め箇所の拡大
クランプカバーは普通に取り付けができるような気がするが、鉄道など重要箇所の横断となるから、常時クランプの様子を巡視できるよう、カバーなしと制定した感じだろうか



なお、鉄道横断後は、電灯用の変圧器を1台、ハンガー装柱によって吊り下げ固定されたものとなっていた。