2020年10月18日

1824.変台に腕木を使用

 

これは、今時の設備としては非常に珍しい。

なんとここでは、変台(変圧器の土台)として、腕金ならぬ腕木の使用しているではないか!?(腕木については、他に関西電力管内でも現存しているものがあるらしい。)

配電柱自体に関しては、比較的最近更新されたように見えるが、腕木は引き続き使うことにしたようである。

(山で塩害の影響を受けにくい?)

そういえば過去には、宮城県の栗山市内でも見たことあったっけな・・・


余計なお世話かもしれんが、捕縛バンド(ここではバンドならぬ針金のような旧型の番線を使用)の取り付け位置については、変圧器のブッシングの上部でいいのだろうか?

ちなみにこれはお隣の東京電力管内だと、変圧器の前面にある4つあるフックの中間地点に取り付けているのを見かけている。前面4つのフックは、かつてのハンガー装柱に対応している面影である。

1823.角型C,Dアーム!?


その先では

題して、角型C,Dアームと言えよう装柱だろうか?

この道路沿いでは結構謎めいたアームが多数見つかった。w

(豪雪地域特有仕様なだけである。)

しかし高圧配電線については、うまく交わせてあるのが見える。

なお、ここで取り付けられている柱上開閉器については、2回線間の連系用の模様

今の近距離はこんな感じで!

ここでは自動開閉器の子局用に小容量の変圧器が乗っかっていた。


さてさて、年式は・・・


柱自体は古そうだからあんまり意味ないような気がするが

(C,Dアームについては、腕金が綺麗だから、一度取り換えられている。)

とりあえず配電線の施設年については、昭和45年(1970年)とみてよさそうだ。

ちなみにこちらの鉄筋コンクリート柱は、お隣の東京電力管内でも使われている日本コンクリート製ですな

謎めいたC,Dアームだが、奥の方でももう1本発見!

ここでは2回線それぞれに区分開閉器を備え付けたものが1本ずつ並んでいるのだが

(写真中央の2本のこと)


そのうちの1本で、またもや変わったC,Dアームを発見した。

 

それがこれだ!

ここでは2回線間の連系用ではなく、下段回線用に区分開閉器を取り付けているようだった。

さらにその奥では、またもや2回線間に連系用開閉器を備え付けたものが見つかったのだが

上部回線、両引き留めバージョンもあった。

Dアームが含まれているのだが、高圧配電線の配列については縦型配列ではなく三角配列となっている。

なお、いずれとも腕金については、手作り仕様(現場で直接組み立ててDアームを作る)の模様

1822.一方こちらは、その変わったアームで1回線分岐

 

ここではそれぞれ

変わったアームを使ったもので、各1回線を正面分岐や


背後分岐したものが見つかった。


中でもこちらの背面分岐が見どころあり!?

配電柱上部にはパンザーマストも継ぎ足されている。

1821.手作り仕様のCFアームで電圧調整器

赤倉温泉へ向かう道中、これまでにもいくつもの変わったアームを発見していったが

今回はその状況下で電圧調整器を取り付けたものを発見だ。

ここではCアームとFアームを合体させたかのような構成のアームで2回線の高圧を支持しておった。


唯こちらは、隣接するものどうしで、腕金の長さに違いあり。

奥の方は短めである。



なお、ここには電圧調整器があるので、開閉器が施設されておった。


傾いてしまったが、やや正面はこんな感じ。

ここではちょっと銀色のプレートも撮影してみた。

プレートには、やはり年式までは書かれていない感じである。

1820.東北電力管内限定仕様か、変わったアーム発見! その5

 

豪雪地域特有の変わったアーム


今回は一体型ではなく、それぞれ分離したものを発見!

アームの名称としては、直付け仕様の角型Cアームの変形といった感じだろうか
なお、ここでは2回線間に、連系用開閉器を備えつけているようだった。