2020年6月20日

1773.Fアーム通り その1


昭和55年頃に登場したFアーム(2代目)も、今や離隔腕金に次々と更新されており、東京都内では見つけることすら困難となっているが

山梨はどうやら、内陸部であまり塩害などの影響を受けないからか、まだ大多数残っているのを確認した。

こちらも一部は離隔腕金に更新されている箇所もあるが、ここでは道の両側に、低圧が支持できるものとそうでないタイプのFアームが残っている。

しかしこれは序の口w

まだ奥の方では、大多数のFアームが現存しているのを確認したのだった。

その前に、次のFアームで珍しいものが見つかったから、それはまた次のページで紹介しよう。


1772.Fアームの縁に空中分岐のワイヤーを固定

 

Fアームの縁にて、空中分岐のワイヤーを固定している光景

細かいが、これまた見かけない構成である。

見かけない構成に見えるのは、Fアームが普及した時は、まだ空中分岐なんてなかったからだろうなぁ

ワイヤーはここで固定されている。

空中分岐については、結構Fアームに接近した箇所での分岐となっていた。


おまけ

撮影時は気が付かなかったが

手前側のFアームでは、このような表示を発見!

6600Vの高圧があるという表示だと思うが、この手の表示は今回初めて見かけた。↑

(表示では6000Vと書かれている。)

これは、過去によくあるものとしては、オレンジのテープを巻いたものが多かった。

なお、それは現存している大半のほとんどは色落ちしており、白色に近い状態で残っている。

1771.Dアームの背後に初代の離隔腕金


Dアームの背後に初代の離隔腕金のある光景!



これまた中々見かけぬ構成だ。

背後の離隔腕金については、引き込み用のようだった。

1770.高圧は中央配置だが、架空地線は片寄せ

 

こちらは構成が珍しい!

2回線の高圧が張ってあって

その配置についてはいずれとも中央配置となっているのだが

ここでは珍しく、架空地線が片寄せされた腕金によって寄せられていた。

本来ならばこれは、全ての高圧配電線が片寄せされる場合に適用されるものだが


ここでは架空地線の長さが足りなくなってしまったので、やむを得ず片寄せさせたといも言えそうだ。








臨時投稿:市川大門へ

この日は市川大門駅付近の撮影へ出かけた。


暑くてもずっとマスク着用

この駅付近には!


柱上変圧器のブッシングに、何やら赤丸っこい物体を取り付けたものがある。

それがこれだ。
(この写真については、今後HPにて掲載予定でいるが、こっちのブログで公開した方が容量が無限大なので、こちらの方にも出すことにした。w旧式専用ページをHPに設けてあるので・・・)


変圧器のブッシングであるが、ここでは何やら黒いテープのようなものが巻かれているのと同時に




ギザギザ形状をしたブッシングが確認できる。
このブッシングが付いていると変圧器本体も相当古いイメージがあるが、変圧器本体については、こちらはそこまで古くはないように思える。
容量表記は黄色文字である。

さて、このブッシングは詳細を述べると、スタッド型ブッシングといい、昭和50年頃まで普及していた。これにすることで、なんでも変圧器へとつながるリード線の着脱が容易だったようだ。



続いて付近ではもう1本、スタッド型ブッシングを使ったものを発見した。
こちらの変圧器は、やや古そうだった。


容量は75kVAで、表記は赤文字である。


この手の大容量変圧器でスタッド型ブッシングを使ったものは、今回が初の発見となった。