2020年3月15日

1753.架空地線ごと張り出して交差点! その2

架空地線ごと張り出して交差点シリーズ!

今回は!


上部の高圧配電線の引き通しのクランプがいしの配列を2:1に、下段を3:0に配列させた構成での発見となった!

この構成も中々ない!
なお、かんじんな架空地線を張る位置についてだが、ここでは下段の全ての高圧配電線を片側へ寄せたやり出し(クランプがいしが3:0になって配置されている)の方にも合わせているので、架空地線キャップに腕金を取り付けたようだが


その状況下で上部のクランプがいしの配列が2:1となっているからか、珍しい構成に見えたのであった。

それにしても最近はいずれとも引き通しにした配電柱も見なくなった。

架空地線はいずれとも現役
完璧に残っているのも最近はそう見ない。
なお、架空地線キャップに取り付けられている腕金については、溝付きのようで古いようだった。



レア構成なので思わず激写!w

ここから見ると、上部のクランプがいしを2:1に配列させた方とは直角に架空地線キャップに腕金を取り付けているように見えるので、変わったように見える。





さらに反対側!


神奈川や千葉では見かけぬ構成ですわな
ちなみにその地域では、架空地線キャップに腕金を取り付けて架空地線の遮蔽範囲を広げるというよりも、鳥居型などの腕金を使って、片側へ寄せたタイプの発見の方が多い。
埼玉県の草加市と越谷市では、そうするよりも架空地線キャップに腕金を取り付けて対応したように見られる。















さて、年式の確認へ!



年式は、昭和59年(1984年)のようだった。


なお、コン柱の製造年は昭和54年の模様


その1はこちらへ

1752.鳥居型で前受け!


これもまたそう簡単には見かけぬ構成である。

架空地線の引き留めに鳥居型を取り付けたもので完全引き留めとなっているのだが、柱上変圧器を前受けにして引き留めとなっていた

年式については、その時代らしい1975年であった。



最後に近距離写真をもう1枚!

1751.最新設備で乗っかり続ける黄色文字表記の柱上変圧器!




うーん


これもどちらかといえば、一部は旧式の分類に入るんだが、面倒くさいからこっちで掲載しちゃえーーw
構成がレアということにする!w


というのがこれだ!

設備的には、最近更新したらしく、高圧配電線の振り分けにはDアームを使用したものとなっているのだが

柱上変圧器だけについては、珍しく古い!



最近では見かけることが大分減った、容量表示が黄色文字仕様となったやや旧型の変圧器が2台乗っかっていた。



なお、変圧器の容量については、いずれとも20kVAのようだった。





ここで古いのは、変圧器ぐらいだった。
新しい設備に昭和55年前後の変圧器!
不思議な構成である!

なお、変圧器への引き下げ方については、一風変わったもので、変台の前に小さなアームを出した箇所まで変圧器への引き下げ線を持ってきて、高圧カットアウトを通して引き下げておった。
この引き下げ手法については、2010年代初頭に一時流行ったが、今は変圧器は変台を使わず直接固定し、上部にこれまであったトンボ腕金も2014年からは省略化が進んでいるので、見かけなくなった。


次いで、最新設備の年式についてだが

最近建て替えられた配電柱については、電柱の建柱年の記載がある!
これは、2014年7月であった。

最近では、配電線と電話線と共架は当たり前なので、新共架の文字は見かけない。
その代わりに電力会社のエンブレム表記が見られるようになった。
こちらの方については、発送電の分離化前なので、テプコマークになっていた。

1750.元鳥居型ならず?鳥居型の腕金の間に小さな棒あり


ここでは、架空地線の支持に腕金を使った旧式が立ち並んでいるが!



この中で特に気になったのが、奥の方にある鳥居型である!






この感じだと

通常の鳥居型では、黄色〇で囲った位置に、小さな棒は固定されない。

元は鳥居型ならずであったかのような感じがする。
鳥居型の間に小さな棒みたいなもので固定されているのが見える。


ここでは高圧のすぐ下にある三相動力線(3本中2本を支持した)200V支持の腕金も
2つずつ固定した抱腕金だった。低圧ピンがいしは2連!



反対側はこんな感じである。



鳥居型の頂上にある水平に固定された腕金が真新しい。

頂上に横にしてある腕金だが、少し真新しいのが見て取れることから、これは元鳥居型だったのかと思われる。



年式については

電柱番号札、コン柱の製造年共々、確認することはできなかった。

こちらの写真は、2011年9月12日、東京都杉並区で撮影

最後に!鳥居型ならずというのは、こういうものである。



鳥居型ならずの腕金については、腕金間に小さな棒があるのが特徴である。

それで先ほどのものは、元鳥居型ならずに見えたのであった。