2020年2月9日

1686.手作り仕様のDアーム

中部電力管内で使われる大型サイズのDアームについては、現場にて、直接腕金を構成させながら組み立てていく手作り仕様のDアームがあるようである。


それがこれだ!

こちらのDアームだが、通常サイズより少し長いものが使われている。

なお、その手のDアームについては、腕金が少し長くなっているためか、下の方には、傾きが発生しないようにと、アームタイも取り付けられておった。


続いて、高圧配電線の引き通しのがいしの種類についてだが、これもまた大分古いようで、初期型の中実がいしが取り付けられていた!

さて、気になる年式についてだが、ここでは1973年との情報を確認した。
初期型中実がいしに関しては、正にその年代のものであろう!

1685.直付けのトリプルトランス

中部電力管内でも既に、3台の柱上変圧器を取り付けたトリプルトランスについては!
ハンガー装柱によって吊り下げられているものに関しては、静岡の興津の方長野県にある新信濃変電所付近で発見済みだが
今回はそれとはちょっと違った取り付け方をしたバージョンによるトリプルトランスを発見したのだった。


それがこれだ。


今回はハンガー吊りではなく、そのまま柱に柱上変圧器を取り付けたものが見つかったのだった。

まぁこれは、ハンガー装柱の2の次に中電管内でも普及しつつある新種といえよう。





←そういえば、手前の変圧器には、通常では電柱番号札として使われる札が何故か確認できた。
ここで取り付けられる変圧器は、それぞれ番号が振り分けられているとでもいうのだろうか

1684.高圧配電線より上部に開閉器!


これまた珍しい取り付け手法だ。
前回は、愛知県の豊橋市内にて、高圧配電線より上部にある架空地線支持の腕金に開閉器を取り付けたものを発見済みであるが、今回はまたそれとは違う種類となりそうだ。

今回発見のものは!



高圧用腕金のすぐ上に別の高圧用腕金を取り付けて、そこに開閉器を取り付けるといった手法であった。
アームタイについては2本あり、上部から下がっているのが見て取れた。

なお、この開閉器については、見てみたところ、常時開放のようだ。
スイッチの役割を果たしている3つの刃の部分が白い磁器部分から下がっているのが見える。

1683.特にロングスパンというわけではなさそうだが、特大サイズの高圧用腕金を中央に固定した両引き留め装柱を発見!


こちらは特に

川や鉄道の横断箇所というわけではなさそうだが

なんだかそれを思わすかのように、ここでは超特大サイズの高圧用腕金を使っておった。

高圧用腕金であるが、かなり長いのが見て取れる。
反対側はこんな感じで!

年式については、昭和45年前後のものと推測
(ここでは年式の確認はできなかった。)


アームタイについては、腕金が少し長すぎるため、両サイドに2本あった。

1682.変圧器への引き下げ線を6号中実がいしで支持!


ここでは、変圧器への引き下げ線支持に、6号中実がいしを使ったものを発見した!
(ちなみに東京電力管内で、その用途のものを発見できれば、かなり珍しいものになる。それについては、まぁ、群馬の方にあるらしいがなぁ)


中部電力管内では、高圧配電線の引き通し、それから変圧器への引き下げ線支持に関しては、10号中実がいしの使用が目立つので



この手のものは、多少珍しいものかと思っている。