2020年2月9日

1681.1本腕金で、4方向の架空地線をさばく!

ここでは

2回線ごとのやり出し装柱で、左へは2回線の分岐、右側では1回線の分岐をしている配電線の分岐箇所となっているわけだが



←珍しいと思ったのは、その最上部で架空地線を支持している腕金である。
こうしたものは、通常は鳥居型を使うものかと思うが、こちらは珍しく1本の腕金だけで、4方向の架空地線をさばいておった!珍しい!そのため、1連の耐張がいしもそれそれ4方向にあるのが見える。






反対側はこんな感じで!


やり出しとなった高圧用腕金については、負荷側向きのようだった。
それにしてもここでは、右下の方で、三相4線式低圧配電線を支持しているやや真新しい大型のCアームも気になるところだ。


なお、年式については、ジャスト1980年(昭和55年)のようであった。
腕金類については、正に当時物ですな

1680.街灯用のための小さな柱上変圧器をハンガー装柱で!!変圧器の容量は5kVA(キロボルトアンペア)!


今回見つけたものは、普段、東京電力管内の配電線を眺めている身としては、「これは今時ではかなり珍しい容量ではないのかなぁ~」と思ったものである!

ここまで小容量の変圧器を取り付けたものとなると、一見は旧式のようにもみえるが
実際のところは、他でもいくつか発見している。

というのは、ここでは、街灯の電源専用に、小さな柱上変圧器を取り付けているのだが、今回気になったのは、その変圧器の容量についてだ!

ここで取り付けられている変圧器の容量は5kVAだ。
製造メーカーは、愛知電機製
ここでは本当に、その街灯用の電源用としてでしか電源供給していないので、かなり小容量となった変圧器が確認できたのだった。

変圧器の容量は5kVA(キロボルトアンペア)であった!

なお、中部電力管内では、東京電力管内のように、低圧本線を広範囲に渡って張ることが少ないので、こういう珍しい容量のものが確認できるようである。

ちなみに変圧器の容量の種類については、電気が普及した頃より、1kVA,2kVA,3kVA,5kVA,7.5kVA(7と1/2表記あり),10kVA,30kVA,50kVA,75kVA,100kVAとあり、現代の大容量に続くまで幅広い種類あって、1kVAや5kVAについては、かなり昔に電灯線用で普及していたので、今でもその手の容量が確認できたのは、ちょっと貴重さがうかがえた!

そして、変圧器については、幾度か取り換えているようだったが、変圧器のハンガーを固定してある腕金については、昔っから使っているようで
昔の民営化前の電電公社のマークは
配電線と電話線類を一緒に共架するようになったという意味合いかな

年式は1974年であることがうかがえた。

1679.上部はDアーム、下段は特大サイズの腕金!



中部電力管内では、2回線の高圧配電線が結構多いため、それなりに変わった構成のものが確認できる。


さて、今回発見のものだが!
上部がDアームで、その下段は特大サイズの腕金を使うというレア構成が見つかった。
なお、下段については、正面と後ろ側の2方向に分岐もしておった。





反対側はこんな感じで!

1678.上部は引き通し、下段は不均等2:1の耐張で開閉器装柱!


これまた珍しい構成ではないかと思いアップ!
今度は、上部の10号中実がいしをやや不均等に配置!

次いで、その下段については、愛知の市街地らしく、不均等に高圧耐張がいしを2:1に配置したものによる開閉器装柱が確認できた!

なお、高圧用腕金の錆については、いずれとも凄まじい。
年式については、やはり昭和45年前後であろうものかと思うが、こちらは、年式の確認はできなかった。


←最後に、下段の開閉器についてだが、常時開放であることが確認できた。スケルトンとなった気中開閉器であるが、スイッチの部分である刃が磁器から降りているのが見える。(なお、常時開放の数については、明らかに東電管内より、数が多いように見える。)

1677.上部は均等配列の2:1による基本形、下段は不均等の2:1



2回線の高圧配電線を引き通ししているものとなるが



こちらは、がいしの配列の構成が珍しい!

こうしてみると、負荷側向きの腕金については
現在も新設をしているような感じがうかがえる。
うん、そうした方が電気の流れ方が一目でわかって、面白いからいいと思う。

上部は普通の基本形である、中実がいしを2:1に配置させたものとなっているが、それに対して、下段は不均等に2:1に並んでおった。

まぁ下段の配列については、東北電力管内の基本形ですな
使われているがいしの種類は、そちらとはまた違いますが・・・