2018年2月11日

1251.かわす。


周囲はごく普通の立ち上がり柱



だが、この奥には、一際変わった立ち上がり柱がいた!w


それがこれだ!


そう、配電用変電所からの立ち上がり(フィーダー)側及び負荷側のいずれから故障した際に備えて(非常時に備えて)、両側電灯用トランスをそれぞれ1台ずつ設置し、2回線のうちの最上段回線から合計4本の変圧器への引き下げ線を引き下げているタイプとなっているのだが!!(↑この時点で既に珍しいw)


ここでは珍しく!
そのまま綺麗に下段回線をかわしていた!w
そう、まるで曲線を描くように~!
その格好が正に!ここでは激レア構成に見えたのであった!!w
(これはよく見かけるものでは、スリップオンがいしを周囲に取り付けて、変圧器の直前まで、CVTケーブルに変換させて引き下げているものを見るのが大半である。)

下段回線の連系用開閉器は、これより右へ2本超えた先にある。


そもそもここでは


下段回線が普通にあるというのに!普通に上部では高圧の立ち上がりを行っていたのだから不思議である!w
(↑普通は、下段回線がない状態(箇所)で高圧の立ち上げを行うが、ここでは2回線のうちの下段回線を隣接する別の立ち上がり柱から立ちあがった配電線と系統連系(スイッチオフの状態の開閉器を途中で挟み、非常時、故障した区域へ逆送できるようにしているものをいう。)をとっているため、やむを得なかったようである。)

なお、下段の抱腕金に取り付けられているトンボ腕金については、普通に抱腕金の片方にそのまま固定されているようであった。


だが、この配電柱



今後道路ができる箇所(新しくできる道路の入り口)に立っているため





この珍しい格好も、もう間もなくで見納めとなりそうだ。
道が開通すれば、立ち上がりも移設されることであろう。




にしても、町田は不思議な2回線が多いなぁw

(この配電線の負荷側には、これより数ページ前の記事で紹介しているこやつがいます。w)

1250.トランス逆無き配置

これもそこまでの数を見かけることはなかろう。





そう、高圧とは逆にトランスを配置させたものである!
基本、こういったものは、高圧のカーブ振りやすく高圧用腕金を建物側へ向けたもの以外では見かけない。
唯ここでは、低圧分岐線が、本来であれば正面に来るはずであるトランスの取り付けを妨げたようであるから、やむを得ずトランスは建物側へ配置したようだ。


なお、高圧2回線の方については、今時としてはレアものといえよう!いずれも避雷器付きであった!!
(今時、双方の回線に避雷器取り付けているタイプも見かけることは減った。)

1249.道の横断区間は謎の一回線w



こちらの自動式開閉器を備え付けた2回線の配電線ですが



何故か道の横断区間のみ、道を横断させる前に急きょ区分開閉器を挟みながら1回線にしています。w謎です。w


柱には交通信号機用の電源も取り出しているとの表示が!
なお、柱上の開閉器が連系用開閉器であることを示すプレートはここには一切ない。


しかしこうして見てみると、回線ごとに区切りを入れた区分開閉器がそれぞれ立て続けに2台あることがわかります。

左側の2回線の電源側を追跡すれば、このレアな立ち上がり柱にたどり着く。

本来ならば、こういったものは(写真の2回線を1回線にしている方の配電線)2回線のまま隣合わせで区分開閉器をそれぞれ取り付けていくと思うのですが、ここでは写真右の配電線を別系統である左側の2回線のうちの下段回線と接続したかったのか、そうなったようです。
(中々見ませんね、こういう光景も)

東京の鳥居型は細い!

なお、いずれとも2回線は、同じ配電用変電所から来ているようでした。


ということで、ここはいわば、合流地点といった感じのようでした。
なお、それと同時に、ここでは下段の1回線が何らかの影響で故障した際にも連係が取れるようになっているのかと思います。
そのため、↑この写真に写っている配電柱の背後にもそれぞれ区分開閉器を取り付けたものがいます。ww
(よく非常時に備えて別系統の2回線と結ぶ連係用開閉器も見ますが、ここはそういった感じではないようでした。いやでも、最近の東電は連系用開閉器を設置しても、それを示すプレートを省略しているものもあるから・・・自動開閉器となると状況判断は難しい。引き紐による開閉器の状況(スイッチ、オン・オフ状態の)判断は手動開閉器でしか通用しない時代になっているからなぁw)

1248.がいしの配列の不釣り合い

失敗含めて、この日は電源開発社管理の佐久間東幹線の送電鉄塔や、配電では変わったものや古いもの目当てで、東京都町田市へ撮影へ!



さて、これは構成が珍しい。

東電管内では基本、2回線の高圧配電線を張る場合は高圧がいしの配列は上下で揃えることが多いのですが



こちらは何故か、両回線とも揃えてはおらず、上部がやり出しによる両引き留めで下段が高圧用腕金を中央に固定した不均等配列による2:1となっていた!

2018年1月29日

1247.使われていない中実耐張がいし

この日は墨田区で撮影を終えた後は再びの千葉へ向かった!
(江東線線下の古びた耐塩皿がいし付き遮蔽線の撮影がまだだったのでねw)

以下はそこへの撮影時、寄り道として撮影しに行った次第である。w


まだ、画質がまだよくなかったストリートビュー時代w↓

んん?
これは!?
何かあるぞ・・・

と不思議そうに思いきやw



当初は中実耐張がいしが支線を引き留めているのかと勘違いしておりましたが



実際はそうではなく、唯3つの使っていない中実耐張がいしをまとめてあるだけのようでした。w
なお、支線はそのままFアームの高圧用腕金から出ているようでした。
(しかし、先にはまた別の配電線があるので、どうやら途中でそこと接続するのはやめたようにも見える。おまけに開閉器の千は寸断。連系用開閉器だったのだろうか?)



にしても、千葉は本当に使っていないがいしを取り外すのは嫌いなんだな。
耐塩皿がいしもそうだが、結構使わず残しているものが多い。



↑実物は結構大きいぞ~ww

そうです、もうこのがいしだって持ってます。ww
最近新設を見ないので、また買いました。w
(製造中止になることを懸念ww)
ま、最近の物なので、高圧がいしであることを示す赤い線はないですけど



おまけ

江東線(275kV)と船橋線(66kV)です。

今回はその2つの線下にて!



古びた遮蔽線を張ったものを発見!
なお、耐塩皿がいしまで残っていましたが、千葉らしく、使われてはいない模様。
そして以前は、同様の支持物が2本あったようですが、片方は更新されてました。

この配電柱が建った年式はここで見れる。
(昭和のSの文字がぬけてるよ)

鉄筋コンクリート柱自体の製造年はここで見える。

なお、年式については、やはり1967年(昭和42年)式!
耐塩皿がいしといえば、この時代なり!!!!