2017年11月12日

1190.偶には東北電力!そこでは早速、関東では見慣れぬ、おまんじゅうがいしを発見!!(猪苗代旧幹線のおまけ付き。こっちは建て替え済みの画像)

この日は結局、猪苗代旧幹線に夢中になり、栃木県那須郡那須町にある黒田原駅から福島県までひたすら歩いてしまった。ww

日本橋から181kmを示すキロポスト
なお、猪苗代旧幹線については、栃木県と福島県の県境を通る東北自動車道わきのエリアにも原型があったらしいのだが、既に手遅れで、そちらの方は泣く泣く建て替えられていた。
(耐張鉄塔の原型については、どうやらもうこの辺にはない模様。猪苗代湖寄りの地域の奥へ行かないと見れない感じかと)

残念!この辺の歴史ある猪苗代旧幹線は建て替え済みだ。


残念!この辺の歴史ある猪苗代旧幹線は建て替え済みだ!
後ろは東北自動車道の橋桁

そしてついに、黒田原駅から徒歩にて、栃木県と福島県の県境にまで来てしまった。ww
(そんな遠いところからここまで歩いてるのはわしぐらいであろう。w)
しかも、アレルギーでラーメンなどの小麦食えない断食状態でwどうやら長距離を歩けるだけのパワーはあるようだ。w


そうとなれば


東北電力管内の配電柱は、もう目と鼻の先w

なお、この付近では、いつもの東電の設備と東北電力の設備が一緒に見れる箇所もw
そうです、黒目と白目をした配電柱が一緒に見れます。w不思議な光景だ。


さて、ここからは、ひさひさの東北電力管内の配電柱の鑑賞と行こう!w





早速、その奥には!高圧用腕金を配電線の終点方面に向けた(負荷側向き)旧来の方式発見!!w(抱(かかえ)腕金は対象外)
(東電管内ではそういった旧来はとっくのとうに廃止されてしまったが、どうやら東北電力管内では、今でも!高圧用腕金は負荷側に向けている模様!!)


で、民家の方へ行くと





団子なんだか?おまんじゅうなんだか?ジャンパー線の支持に変わった形をしたがいし使ったタイプを発見w




なんじゃこりゃ!

耐張がいしのカバーがないのが古い作りだが、電線を引き留めている分部の被覆は切っていない。
そこもまた東電とは違うやり方!
なんだかワイヤーのようなもので縛ってあるようでした。


東北電力管内では新手の中実がいしなのだろうか?

電柱番号札の書き方も東電とは違う。
こちらは配電線路名を明記!


下はこんな感じで!


カバーのない耐張がいしについては、この辺ではここだけのようだった。
変だな、上部の作りは明らかに古いのだが、ジャンパー線の支持は近代的っぽい団子がいしを使っている。w




そして、付近では


普通の引き通しでも、まんじゅうがいしを使ったやつがいた!w

これだとやはり、新手の中実がいしか・・・




次いで、その奥の基本形でも同じくw



こちらも引き通しに

まんじゅうがいしを使用
(正式名称不明)






こちらは架空地線をバンドで支持したものにて!
やはり、引き通しはまんじゅうがいし



次いで、その奥には!



なんと!あの旧来の抱(かかえ)腕金でも、そのおまんじゅうがいしを使ったものがいた!ww
ま、カーブ振ってますからね。ちなみに東電では、今はこうするよりも耐張がいしの両引き留めにしてしまう。

それにしても・・・


なんじゃこりゃ!


驚きを隠せず思わず連写ww





撮り過ぎ注意w


抱(かかえ)アームだとなお不思議w

しかし、旧式はどこも、やはりカーブを振る時は抱アームなのね








続いて奥には、ダブトラ乗せたもんで、やはりがいしはまんじゅうがいし!





にしても、これは実に変わったがいしだ!w

1189.4本固め!(歴史ある1910年代建設の猪苗代旧幹線のおまけ付き!)

この日は珍しく地方へ遠征撮影w
最後は東北電力管内の配電柱まで歩いちゃうよww
(この記事は特別編として、いつもの配電柱以外に歴史ある猪苗代旧幹線の鉄塔写真もアップ)

11月12日、この日は東電管内では歴史ある猪苗代旧幹線の撮影へ行った。
(歴史あるので、おまけとしてこちらにも掲載しておく)
この幹線は歴史深い!
なんでも建設初期時代は、2回線のうちの片回線にアメリカのトーマス社製造の懸垂がいしを!もう1回線に国産の懸垂がいしを使うなどし、どちらのがいしが丈夫なのであろうかのバトルを展開していた頃もあったそうな。
そして、日本発の送電電圧115kV系統でもある!(しかしながら、今は見上げるとがいしが多少増えているので、154kVかと・・・)
ま、それは置いといて!




東北新幹線を乗り継ぎ(東海道新幹線はもう何度も乗ったが、こっちは初w)




東北本線を乗り継ぎ

駅舎も正に猪苗代旧幹線と同世代か、いや、それより少し若いか・・・



黒田原駅に到着!
しかし、天候は運悪く微妙・・・雲が多い。

なお、ここ黒田原駅が、東京から一番近い猪苗代旧幹線の原型鉄塔の最寄り駅になろうかと思う。
ここからはひたすら猪苗代旧幹線まで徒歩で向かうことになる。w



さ~て!そんな中、ここで掲載したかったいつもの配電柱がこれ!



そうです、ここで気になったのは、変圧器への引き下げ線支持の腕金の本数です!
なんと!4本もあります。w
いなかで誰もいな~かったので、反対側はこんな感じで!wカシャ!


4本もの腕金を巧みに使い、変圧器への引き下げ線を固定しているから本記事のタイトルでは、「4本固め!」と題した。w


ま、設備は今の影響を受けたのか、全部トンボ腕金にはなっていませんけどww

この後は・・・



なーんにもない田舎道をひたすら歩きw


猪苗代新幹線の下を潜り!
(あれ~変だな、この辺の猪苗代新幹線は三角帽子がある。)

↑奥には

猪苗代新幹線の原型?いや、原型に似せた鉄塔?としては、唯一の原型ねん架鉄塔か?

そして!







黒田原駅から歩くこと約30分!



ようやく!やっとの思いで!w念願の!!猪苗代旧幹線へ到着!!!



歴史ある猪苗代旧幹線の建設年は大正3年であり、建設は当時実在していた猪苗代水力電気會社が担ったらしいが、後に東電と合併してからは、管理は東電がするようになった。





大正の大の字が消えているが、大正3年建設!


トーマス社製造のがいしはもうないか・・・(展示もないw)


初代の10万ボルトクラスの送電線路としては、2条地線は珍しいこと!
(他は群馬幹線ぐらいか)
なお、これより後の大正の終わりの頃に建設された、歴史ある!甲信幹線(日本発の154kV)、猪苗代新幹線、田代幹線、上越幹線、上毛幹線、黒部幹線他は、全て当初から1条地線であった模様!