2017年11月5日

1181.D型腕金を使わないミニアーム仕様の縦型装柱 その2

「1180.D型腕金を使わないミニアーム仕様の縦型装柱 その1」からの続きで、ここでは他にも大量に旧型のミニアームを使った縦型装柱が見つかった。

なお、ここでは両引き留め装柱も含めての発見となった。


ここでは


丁度ジャンパー線の支持箇所にその傾斜のある旧式ミニアームを使ってます。


おまけに分岐もしてました。
(それがちょいとレアかな)


そして!
付近ではさらに!



なんと!避雷器付きも発見!
(いやはや、避雷器があるとより不思議な感じに見えるなぁw)


なお、避雷器がある理由についてはここにありけり!
どうやら以前はここで高圧引き込み線を分岐していたようです。
(区分開閉器はどのようにして取り付けていたのかが気になるところw)


建柱年については、やはり同じ頃ですね
この時期に傾斜付きのミニアームは普及していたようです。


さて、誰もいなかったので、反対側を!w



反対側はこんな感じです。
架空地線キャップは半ボルトがないのも古い証拠です。


さて、奥にはほかにも!

そうです、このストリート沿いにも傾斜付きのミニアームが並んでいます。



唯、こっちは架空地線キャップがないんで、ちょっと変な感じに見えますけどw

1180.D型腕金を使わないミニアーム仕様の縦型装柱 その1

これについては以前にも埼玉県新座市のJR武蔵野線の新座駅前でも見かけたが、今回は埼玉県東松山市での発見となった。


今回はその同市内の工業団地にて、大量に見つかった。


これはその一部となる。


新座駅前のものと同様、ここでも傾斜のある旧式ミニアームを1つずつ取り付けながら、クランプがいしを取り付けて高圧配電線の引き通しをしていた。

普及時期については、やはりこの頃かぁ
1970年代後半ですね


一方その反対側にはトランスを乗せたもので同様のものが・・・




なんか変w




おまけ




付近には普通にD型腕金を使ったものもありました。






↑その中でこちらは、負荷の多い工業団地用に設置された分路リアクトル付きじゃいw
(高圧需要家が付近に沢山あり、その結果、進相コンデンサーが多すぎる=負荷の少ない休日は配電線の力率がよくなり過ぎちゃう。)


2017年11月3日

1179.個人経営の太陽光発電所の目の前によくありげの構成

平成初期生まれにとっては、なんだかこのような構成は少し新鮮に見えたため、掲載に至った。w



たまに見かける、個人経営らしき太陽光発電所の目の前では




このような大型の変圧器を取り付けたものをよく見かける。
(こういった太陽光発電所は、数年前には個人投資をあおる小口化された分譲型太陽光もあったようだが、2014年4月からはそれは禁止されたらしい。)

そこに新鮮味ありげw


ちなみに、ここで乗っかっているトランスは昇圧器で、太陽光で発電した低圧の電力を高圧に昇圧させて、付近の高圧配電線に乗せているのかと推測される。





次の配電柱では正しく、個人経営の太陽光で発電した電力を付近の高圧配電線に乗せている光景が見えた。



にしても、今の配電柱は平成初期と比較すると、かなりコンパクトになっちまったなぁ


家も将来マイ配電柱建てるんだとしたらこういう形になりそうだな
ってか、将来マイ配電柱を建てるんだったら、いっそのこと太陽光始めるっていう手もあるよなぁw(いいな~副業でやってみたいなw)

1178.接地側電線を緑の低圧ピンがいしで引き通し

東電の配電柱では基本的に緑の低圧ピンがいしを見かけることはない。
(昔はハンガー装柱などを含む古いトランスの接地側の支持で使うことがあったが、今ではほとんど見かけない。)


ところがここでは珍しく!低圧の接地側電線に緑の低圧ピンがいしを使ったものが見つかった。


それがこれだ!



しかもこれは、接地側電線の支持手法もまた変わっとる。

普通なら低圧ラックを用いて、その中に接地の意味を施した緑(青)の低圧ピンがいしを挟むはずである。


なお、接地側電線からは赤色の接地線が飛び出し、架空地線に向かっているのが見えた。

1177.直分岐


ここでは、本線にある高圧用抱腕金に直接高圧用腕金を取り付けて高圧線を分岐するレアもの発見!!
(なお、写真の右後ろには本日撮影のメインの1つであった、群馬幹線の引き留め鉄塔が見えます。そうです、惜しくも群馬幹線については、原型の撮影は完全にできずに終わっています。)


いや~中々ないですねこういうのも!
丁度、本線側が両引き留め箇所で抱腕金になっていたので、このように分岐側の高圧用腕金を直付けして分岐するのにもよかったのでしょう。


次いで耐張がいしを見ると!耐張がいしを支えている2枚ストラップも大分古そうです。
そして、本線側手前中央の耐張がいしは一段下がっているのが見えます。
これは分岐のジャンパー線と干渉させないようにそうしたようにうかがえます。


斜め正面はこんな感じで!



建柱年は昭和53年のようでした。
(やっぱりその年代か)


最後に反対側はこんな感じで!
(左側に建て替え済みの群馬幹線の鉄塔が見えます。)




架空地線はバンドを使い、支持及び分岐をしているようでした。
この仕様は千葉以外にもあるのですね